お子さんが起立性調節障害になって少しずつ身体は良くなっているのに、一向に部屋から出てこない⁉そんなお子さんの姿にますますイライラしていませんか?お子さんが部屋から出てくるようになる声かけ術をお伝えします。                  

 

目次

1.起立性調節障害のお子さんが部屋に

             引きこもる訳

2.我が家の息子が部屋にこもった日々

3.部屋から出てくるようになる声かけ術

1.起立性調節障害のお子さんが部屋に引きこもる訳

 

起立性調節障害になってお子さんが不登校になると

お父さんお母さんも焦りが隠せませんよね?

 

「午後からでも学校に行かせたい!」

「このまま不登校、引きこもりになられては困る!」

 

そんな風に不安や焦りを感じるご家庭がほとんどだと思いますガーン

 

起立性調節障害になるお子さんは遺伝的な要因に加えて

真面目な性格発達凸凹が陰に潜んでいる場合があります。

さらに社会的・心理的ストレスが加わり

自律神経のバランスを崩している状態ですふとん1

 

そのうえ、不登校になったことでの不安や焦り、罪悪感などが

さらなるストレスとなって小さな肩にのしかかってきますあせる

 

そんな状況の中、お父さんやお母さんがイライラしていたり

険悪な雰囲気を出していると、もう部屋の外に出る気持ちになんてなれないんです。

 

だから、部屋にこもってゲームやユーチューブの世界に逃げ込むことになります。

少なくともそれに夢中になっている間は

ストレスから逃れることができるからです汗

 

             

2.我が家の息子が部屋にこもった日々

 

我が家の息子もそうでした。もともと家族の中は良く、

週末には必ずみんなで出かけたり公園に行きましたスター

 

夫は多少厳しいタイプでしたが、それでも関係は良く

トラブルになることも少なかったように思います。

 

ですが、不登校になってからは全く違いました笑い泣き

 

息子は部屋の鍵をかけ、食事の時でさえ出てこなくなりました。

 

何度呼んでも、2回から降りてこないので夫のいるときは

怒りながら部屋のドアをたたきにいくことになります。

 

ですがそんなことをしてもますます出てこなくなるだけです泣

 

私はなす術もなく、もうそっとしておくことしかできませんでした。

 

そうこうしているうちに半年が過ぎ

このまま学校に行く日なんて二度とこないのだろうと覚悟していました。

 

そんなときに出会ったのが発達科学コミュニケーションでした。

 

それからの息子はどんどん自分から世界を広げていくことになるのです。

 

では、どんな対応をお家でしたと思いますか?

 

 

3.部屋から出てくるようになる声かけ術

 

それはいたってシンプルです。

 

発達科学コミュニケーションで最初に教わるのは

肯定的声かけです。

 

その中に3Sというものがあります。

 

・Smile(笑顔)

・Slow(ゆっくり)

・Sweet(優しく)

 

の3つのSです。私は部屋の外からこのように話しかけるのを徹底しました。

 

会話は最初の声かけでその後のやり取りがほとんど決まりますびっくりマーク

つまり、最初に聞く耳にさせるかどうかが

その後の会話の質を決めるのです。

 

怒った声で話しかけるのと、優しく話しかけるのでは

受け取り側の心構えが全然違いますよね?

 

我が家ではこれを実践すると、1日3分ほどしか顔を合わせることがなかった息子が

部屋から出てくるようになったんですびっくりマーク

 

これには私も驚きました。

 

子どもはお母さんの声を聞くときに

まず非言語情報から脳に伝わります。

 

脳は「言葉そのもの」の意味より先に

声のトーンや表情、言葉に乗せられた気持ち

先にキャッチするのです花

 

ですから、どんな雰囲気で話しかけるのかがとても大事になってきます。

 

そうやって、部屋の外の世界がお子さんにとって

安全基地であると知らせるために

非言語情報を巧みに使ってお子さんの心を開いてみませんか?

 

話しかけるだけでなく、鼻歌を歌ってみせたり

機嫌よく歩くだけで子どもには

お母さんの気持ちが伝わりますスター

 

ぜひ、それを理解したうえで3Sの声かけをやってみませんか?

 

きっと、お子さんと話す時間が長くなりますよ。

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世