「うちの子、メンタルが弱くて…」

「どうやって強くしてあげたらいいの⁉」

そうお悩みのお母さんはいませんか?

 

我が家の場合もそうでした。

不登校になる前、中学入学のタイミングで

漠然とした不安にさいなまれたのです。

 

なぜかというと、息子はお友だちが多いタイプではなく

お友だち受け入れるキャパシティが小さいようでした。

小学校時代も時々、学校からトラブルの連絡があるものの

本人は自覚がなく、周囲の認識と違うところが気になっていましたガーン

 

また、自分の好きなことには集中して取り組めるんですが、

興味のないことには全く集中できず、一気に評価社会になる

中学生活でまんべんなく学習に取り組んだり、提出物を

確実に出したりすることができるのかも不安材料でしたあせる

 

そういったメンタルの弱さが、親としては心配だったのです。

 

不安が的中したのは、息子が起立性調節障害になったことからふとん1

 

では、どうしてメンタルが弱い状況になるのでしょう…?

 

それにはある程度、理由が考えられます。

 

①生まれ持った性質・特性

②比べられることが多かった

③否定される出来事の積み重ね

 

などです。

 

①の生まれ持った性質・特性については、発達の凸凹が関係したりしていますが、そうでなくてもHSC(繊細さん)だったり、うまれもって特性をお持ちの方がいるのは事実です。

 

例えば、完璧主義のお子さんは自分に高いハードルを課してしまい、

失敗を恐れて挑戦できなかったり、できない自分を責めてしまったりしますガーン

 

ネガティブ思考のお子さんは、ネガティブな記憶をため込みやすく自分に自信がないため、

物事を決めたり、挑戦したりできなくなっています。

 

このように生まれ持った特性が影響していることがあるのです。

 

それに加え、②の比べられる経験が多いと、どうしても自己否定してしまい自信を失ってしまいます。

 

発達の特性上、みんなが苦労することなくできることが簡単にできず、そのせいで

みんなと比較され、できていないところに注目してしまうことでさらに自信喪失させるのですあせる

 

また、高学年になるとお友だちとの関係も複雑になり、

求められる要求量も増えるので、できないことを自覚する機会が増えます

 

それをお友だちや先生、お家の方から責められ、失敗体験として刷り込まれますネガティブ

 

そう、息子のメンタルに隠された○○とは、この①~③の全部でした。

 

実際に我が家もそうでした。学校から連絡があり、「またか!」と思って

本人に確認すると、全然自覚がない。

本人を責めるにも、自覚がないので反省もできず、責めて終わりになっていました。

 

このように責められて、さらに中学に上がり周囲の要求量も上がります。

競争の激しい中学に入学したこともあり、「できる子」たちの中で

できないことを散々自覚しなければならず、息子の自己肯定感はどんどん

下がっていったようでした。

 

もともと割と自信家だった息子もこの時ばかりは

 

「どうせできないから」

「もう何もしたくない」

 

というようになっていました。

 

このような理由でだんだんメンタルが弱くなってくるのです。

 

ではどうしたら、メンタルを強くできるのでしょう…。

 

発達科学的に言うと、自信のある子は発達しやすいのですウシシ

逆に、自信のない子は発達していきません。

 

自信がないまま、感情系や理解系や思考系や伝達系など思春期以降にどんどん伸びる力が

伸び悩むとますます問題は積み重なっていくと思いませんか?

 

それには、お家でできるサポートがありますビックリマーク

 

まずは、お子さんの自己肯定感を回復してあげること!

 

そのためには、肯定の声かけをしていきましょう。

割合としては、肯定が9割以上を目指してください合格

 

お子さんのいいところが見えなくなっているお母さんは

ありのままの姿を認める声かけをしましょう。

 

「朝、起きられたね」

「お風呂の準備ができたのね」

 

など思春期のお子さんでもこのように小さいことをほめてあげましょうニコニコ

 

完璧主義で「ほめ」を素直に受け取らないお子さんには

関心を寄せる声かけや、同意する声かけ、感謝の声かけ

してみてください。

 

「へえ、そんなことしてるんだ」

「お母さんもそう思うよ」

「助かるわ、ありがとう」

 

このような声かけも十分に肯定的に伝わります。

 

また、ネガティブ思考のお子さんには、まずは不安を取り除くことが大事です。

 

不安=ブレーキになっているので、まずはブレーキを外してあげないとアクセルは踏めません。

 

ネガティブ思考をため込みやすいお子さんにはまずは安心・安全な環境

何を言ってもOKを出すようにしてあげましょう。

 

時には家で学校のお友だちのことを悪く言うこともあるでしょう。

家の中ではありのままを受け止めてあげてください。否定されると

家でも「こんなこと言っていいのかな?」など気を使って気持ちを

吐き出せなくなります。

 

気持ちを吐き出してくれると、お母さんもお子さんの考えを理解でき

さりげなく修正できるように話を持って行くことができます。

お子さん自身を苦しめる考えを持っている場合は特に

介入できる機会が必要になります。

 

そして、ネガティブ思考のお子さんにありがちな自分の意見を言えない、

自分で決められないことに対しては、小さな選択の繰り返しで練習しましょう。

 

「朝はご飯にする?パンにする?」

「先にお風呂にする?ごはんにする?」

 

など小さな選択をさせて、必ず「それがいいね!」と肯定しましょうグッド!

 

そうすると、だんだん自信がついてきて自分の意見をいったり、決めたり

できるようになるんです!

 

是非、お家の中で自信をつけて、傷つきにくくて挑戦できるメンタルを作ってあげてくださいスター

 

そして、その自信を回復した状態で、お子さんに起こった「困った出来事」

を一緒に解決できる方法をその都度考えていきましょう。

 

自信があるとこれまでできなかったことにまで自分で決めて挑戦できるように

なります。ぜひお家で、自己肯定感を取りもどしてメンタルを整えてあげましょう。

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世