起立性調節障害のお子さんをお持ちの方はいませんか?

 

起立性調節障害って、身体がダイナミックに成長する思春期に起こる自律神経の病気です。

 

循環器系の調節がうまくいかずに「立ちくらみ」、「めまい」、

「失神」、「朝起きられない」「腹痛」などの症状がでますガーン

 

中学生の10%が起立性調節障害と言われており、その3分の2が不登校

なっていると言われています汗

 

一般的に午後からは調子よく動けるため、周りから見ると、

そのつらさが理解されにくく、「なまけ」「さぼり」として

みられることも…あせる

 

ですが、あくまでも身体の病気なので、根性や気合でどうこうなるものではないんですビックリマーク

 

ですので、きちんと診察を受けて医師の指示通りに

お家でも対応することが必要になってきます。

 

ですが、一方で、身体は2~3カ月ほどで治ることが多いのに、

そのあと一向に動き出すことがないあせる

 

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

そうなんです。起立性調節障害のお子さんの多くが、

身体症状がなくなったあとも

なかなか学校に復帰できていないんですふとん1

 

それはなぜでしょう…

 

それにはいくつか心理的・社会的な理由があります。

 

我が家の場合は、スクールカウンセラーに発達検査を勧められて受けてみました。

 

そうすると今まで思ってもみなかった発達の凸凹がありました。

 

その結果を受けて、息子は学校で「困り」を抱えていたんだろうということが

分かりました。

 

心身症のお子さんの中には一定数、発達凸凹キッズがいると言われいますウシシ

 

グレーゾーンのお子さんって一見わかりにくいんですが、確かに発達の未熟な

部分を抱えているので、表面化しにくい問題を本人が抱えていることがあるんです。

 

・なぜかお友だちとうまくいかない…

・学校の授業がつまらない…

・周りに合わせすぎて疲れる…

・お友だちのこんな行動がゆるせない…

・100点を取らないと納得しない…

 

こんなお子さんは学校でストレスを抱えがちに。

 

ですが、自分の体調や気持ちを言葉にするのも苦手だったりして

自覚する前に身体に症状が出てしまうんです。

 

だから、学校を休んで身体を回復させても、

大事な部分が解決していないのでなかなか動き出すことができません。

 

では、どうしたら動き出すことができるのでしょう…

 

それにはお家でのサポートが不可欠です。

 

たとえ定型発達のお子さんであっても、学校に行けない劣等感

勉強に対する不安、親からの叱責による自己肯定感の低下などの理由から

ますます自律神経に悪影響を及ぼしている状況になりがちですネガティブ

 

発達グレーゾーンのお子さんなら、そこに学校での失敗体験からのネガティブ記憶

疎外感自信喪失が加わり、もう二度と学校に足を運ぶ勇気がでないかもしれません。

 

ですので、お家でまずは自己肯定感の回復に努めてほしいと思いますニコニコ

 

これは何よりも大事なこと。お子さんに自信があれば、発達させることができますグッド!

しかし、自信がなければ発達していきません。

 

だから、まずは何より自己肯定感の回復に努めてほしいのです。これさえ回復すれば、

動き出す気持ちが出てきます

 

「ほめる所がない」などと言わずに、「ありのままを認める声かけ」

「お風呂に入ったのね」「朝起きられたのね」などの声かけをこまめにしていきましょう。

 

そしてその次に、自己理解を深めたり自分の気持ちや体調を他者に伝えたりする練習です。

 

起立性調節障害のお子さんも発達凸凹のお子さんも共通して言えるのは、

自分の気持ちや体調に耳を傾けて適切に休むことができないことです。

 

自分の気持ちや体調にいち早く気づくことができれば、

ひどくなる前に対応ができます

 

ですので、お家で感情や体調を話題にした会話を増やし

お子さんの意識がそちらに向くようにお手本を見せましょう。

 

そうすると、少しずつお子さんも自分の気持ちや体調の変化を口に出せる

ようになります。

 

それから、「好きなこと」をさせてあげるのも大事です。好きなことは取りかかりの

ハードルが低く、行動にうつしやすいのと、どんどん上達するのでほめられる経験も

増えてきます。

 

自分の好きなものにみんなが興味を示したり、ほめてくれることはお子さんにとって

大きな自信になりますし、アイデンティティ確立の思春期に自分を知ること

とても重要です。

 

ですので、お家でとことん寄り添って応援してあげてください。

 

こうやって、お家で対応していくとお子さんがどんどん回復していきますアップ

 

是非お家でお子さんの回復をサポートしてみませんか?

 

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最後までお読みくださりありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世