『読ませるブログ』 樋口 裕一


ベストセラーズ

樋口 裕一

発売日 2009年4月9日


満足度 ★★☆☆☆

この本は

「ブログをはじめようかな・・・と考えている人」

「ブログ更新に疲れた人」
におすすめします。






体験した物事は、書かれてはじめて事実になる。


ブログを更新していて私がいつも感じるのは、アウトプットにおいてブログほど優れているツールは今のところ無い!ということです。


勉強、仕事、書評、ダイエットの記録など・・・ブログを利用すれば自身の成長・変化を確実に感じることができます。


大げさではなく、ブログは人生を変える可能性を秘めています。





この本のポイント


ネットで再評価される文章力(P.16)
文章を書くことは、思考力をつけ、社会や人間を見る目を養う原動力になる。
今やブログで文章力をアピールすることが評価される時代となった。



普通の人ほど、ブログを書くことに意味がある(P.27)
人間の体験は、書くことによってはじめて成立する。
ブログ文化が広まったことで、世界中の人に自分を発表できる時代が訪れた。



発信し合うことは、無限の情報を共有すること(P.60)
何百万人の知を集めれば、すさまじい集合知となる。
有意義なブログを発信することは立派な社会貢献。



「一味違うブログ」にするための心構え(P.66)
文章力は才能よりもテクニック。
ちょっとしたテクニックを覚えるだけで文章は一気に面白くなる。



書き出しに凝ってみる(P.107)
ブログで読者の心をつかむためには、書き出しがとても重要となる。
ブログは最初の一行で決まる。
書き出しでは、「短く」、「インパクトのある言葉を使う」ことに気をつけること。






ブログでメッセージを発信することで、人生が変わるという著者の主張は共感できますが・・・正直、中途半端な本でしたね。


「樋口氏の小遣い稼ぎ?」といわれても仕方ない内容です。


なにせ、この本で紹介されている文章テクニックは『人の心を動かす文章術』 の劣化版といった感じなので、純粋に文章力をアップさせたい人は『人の心を動かす文章術』 を断然お勧めします。


『人の心を動かす文章術』 がとても良い本で個人的に大好きだっただけに・・・ちょっと残念です。





この本から学ぶ教訓

体験をブログで発信すれば人生が変わる!







目次

第1章 ブログで世界が変わっていく
第2章 不特定多数に発信する恍惚と不安
第3章 はじめにブログの「設計図」を考える
第4章 「読ませるブログ」は書き出しで決まる!
第5章 読者を引きつける文章テクニック
第6章 楽しみながら、長く続けるコツ