感謝してます
昨日のブログで
「ほめてるのに嫌われる人、叱ってるのに流される人」
https://ameblo.jp/36576/entry-12598346498.html
というテーマで書いていました。
「普段からのコミュニケーションを土台とした信頼関係」
がないとほめても叱っても響かない・・
という話をさせていただきました。
1つ最近の実例を紹介します。
現在私が所属している部署のある男性ですが、協調性がないだけでなく、役職がついていることを理由に役職がない同僚に対して上から目線でモノを言う方です。
私がだいぶ前からとっていた「戦略」は
普段からのコミュニケーションを土台とした信頼関係をつくる
でした。
そのために時間を見つけては積極的に彼をランチに誘うことにしました。
ランチに誘い、余暇の過ごし方、子育て、夫婦関係など、色んな話をして彼を知ろうと努力しました。
「効率」の面から考えれば・・・
ただでさえ難しい性格の男性をわざわざランチに誘うことは「非効率」以外の何モノでもありません・・
しかしでき得る限りで私はそれを実行し続けました。
なぜでしょうか?
問題が起きた時のためです。
そして・・
今回問題が勃発しました。
彼の協調性のない仕事の進め方や役職を利用したモノの言いようをきっかけに複数の社員が怒りを上げ出したのです。
残念ながら彼の上司にそれをマネジメントする力は現時点でありませんので、収拾がつかない状況を呈してきました。
私はすぐに行動に移しました。
翌日すぐに彼をランチに誘い、たわいもない世間話の後に散歩に誘い、その散歩中に下記を実施しました。
①事実確認
②問題点の抽出
③指摘
④今後の解決方法の提示
上記①と②で彼の言い分にも十分に歩み寄った上で③と④を行いました。
その結果・・
渋々ではありましたが、彼も理解してくれました
もし私が「普段からのコミュニケーションを土台とした信頼関係」を築いていなければ・・
彼の直属の上司でもない私が彼に指導をしたところで、私の指摘は受け流されていたと思います。
あるいは彼はキレてしまったかもしれません。
ここで大切なことは、仮に彼の直属の上司が私と同じことをしたとしても彼の心には響かないという点です。
「普段からのコミュニケーションを土台とした信頼関係」がないからです。
この事例のように「叱る」という行為を発動するにはそれ相応の「準備」が必要であり、それは日常生活の中では一見
非効率
である中に蓄積されることになります。
効率ばかりが求められる時代になってきましたが、今日の事例で示したように一番大事なことは意外と「非効率」の中にあります。
家庭であれば、「子供と遊ぶ時間」はビジネスの観点から考えると正直あまり生産性のある時間とは言えませんが、子供たちの視点から考えると「親と過ごす最も大切な時間」であり、子育ての観点から考えると「自己重要感」を養うとっても大切な時間になります。
営業マン時代は早朝や定時以降に若手のための勉強会の時間を取っていましたが、これも効率から考えると「非効率」なわけです。
しかしそんな「非効率」に自分の貴重な時間を投資するからこそ、「相手との信頼関係」というかけがえのない宝物を手に入れることができます。
いかがでしたでしょうか?
実際には私もまだまだ「効率」を真っ先に求めてしまうことが多々あります。
ただ「非効率の重要性」を少し意識するだけでも普段からの人との接し方がぜんぜん違ってきます。
あなたに全ての良きことが爆発的に起きます