ロピーは、光の鳥に乗って、光の国を脱出しました。


光の鳥は、光の国を離れると、ほうき星に変わって、宇宙を一気に駆け抜けました。


そして、キラキラ星の近くまでくると、ほうき星はまた光る鳥に姿を変えて、キラキラ星に降り立ちました。


キラキラ星。その名の通りまぶしいほどキラキラと輝く星。住んでいる者たちも自ら輝きを発し、誰もが自由に輝きの力をあやつれると、ロピーの住む光の国にまでその噂は聞こえてきていました。


ところがどうでしょう。見れば、鎧のように分厚い灰色の雲に空はおおわれ、辺りは薄暗く、地面には一面黒い粉が降り積もっています。


ロピーは、光の弓矢をかかげて、足元を照らしながら歩きました。


少し歩いただけで息切れして、体がふらつきます。


それでもロピーは、何か手がかりを探そうと、必死に歩き続けました。


ロピーは、歩けば歩くほど力が抜けていくような感覚に襲われて、とうとう立ち止まりました。


もう一歩も動けそうもありません。


ロピーが目を閉じて、故郷の光の国のことを思い浮かべながら、倒れかけたその瞬間、ささやくような声が聞こえました。


「うちなるいずみ 輝いて 真なる力 鼓動打てば 輝くままにあふれゆく あなたに……ひろがれ」

すると、ロピーの体がキラキラと、輝きはじめ、再び力が蘇ってきました。


「うちなる輝きに目覚めて 魅力の泉を汲んで わきあがる あなたの輝き……ひろがれ」

ロピーの体が更に輝きました。


また、不思議なことが、起こりました。マントから広がるバラの香りが、金粉の様に光ながら地面にこぼれ落ち、そこからにょきにょきと芽が出て、成長し、次から次へと花を咲かせたのです。


やがて、ロピーを取り囲むようにバラの園ができあがりました。


ロピーは、バラの香りをかいで、元気を取り戻しました。


足立区発~あこがれチューニング~ 真野まきやのブログ-120311_0908~02.jpg


〈続く〉


★★★光の国のロピー★★★


★★★光の国のロピー4 ★★★