結婚産業、出会い系の悪夢 | プロポーズまであと365日

結婚産業、出会い系の悪夢

「結婚」というキーワードで検索すると、出てくるのはナンタラウェディング株式会社とかウンタラ結婚式場とか、企業のサイトがずらりと出てきます。

「結婚」が大きなビジネスチャンスを生むということですね。

結婚相談所、お見合いサークル、身元調査、出会い系、結婚式場・・・・・・おそらく莫大な金額の動くのでしょう。僕にも甘いシルを吸わせろといいたくなります。

それはさておき、我々がビジネスチャンスを掴むためにもっとも重要なキーワードは何か。それは欲望です。

結婚したい。うまいもの食べたい。面白い本が読みたい・・・・・・。

消費者のこうした欲望をうまくかなえてあげられるのが優秀なビジネスマンなのです。そうすればお金も自然についてきます(偉そうなこと書いてますが、僕は貧乏です)

もちろん口で言うだけなら簡単なのです、すでに我々の端的な欲望のはけ口は大企業や一部ベンチャー企業によって寡占状態です。コンビニ、ファミレス、ピンクサロン、レンタルビデオ、スーパー・・・・・・。

端的に便利に欲望をかなられる産業はすでに出尽くしています。もっと便利に、もっと格安で、もっと我々が気づかなかった欲望を呼び覚ますような、そんなアイディアをひねり出すことが、今後の企業家の命題でしょう(格安すぎるとデフレ競争になり、好ましくないですが)

話は結婚に戻ります。普通はコンビニやファミレスでものを買ったところで、お金を損することは滅多にありません(無計画に衝動買いした場合は別ですが)

ところが結婚産業だけは別。必ずしも良い結果が生まれるとは限らない。お金と時間を無駄にしたあげく、一度も良い出会いがない場合も珍しくありません。

テニスやボーリングは下手でも楽しい。しかし恋愛下手では楽しくなれないかも知れない。最悪の場合は見合いに失敗しつづけ、「オレはなんてダメな人間なんだ」と余計に落ち込む可能性もあるのです。

特にネット上の出会い系選びは慎重にせねばなりません。

僕は以前とある出会い系サイトに無料登録したことがあります。登録したその日から、多くの女性からナダレのようにメールが来ました。

「今年の夏は一緒に!」「土日にどこかへ行きませんか?」「私、エッチ大好きなんです。こんな女の子はキライ? カラダの相性を確かめ合いたいナ☆」

などなど、とにかく女性たちが僕に会いたい会いたいとメールで迫ってくるのです。うら若き美女の写真まで送られてきました。僕はもう非常に興奮し、下半身における著しい膨張率の高さを感じながら、

こんな時のために練習を重ねてきた回転レシーブファックをお見舞いしてやるぜ!

ジャパニーズファッキンくらいわかれよバカヤロッ!

などとわけのわからないことを部屋でひとり叫びました。

いや・・・・・・待て

早まるな

いいから落ち着け

危うく騙されるところだった。

こんなうまい話があるわけがないのだ。

他のメールも紹介します。

「夜お時間があったら、お会いしませんか・・・急ぎ過ぎるかな」

明らかに急ぎすぎです。カールルイスより急ぎすぎです。食パンくわえながら走る女学生より急いでます。

「初めまして。オバチャンのような26歳ですが、よろしくね♪ じゃあお会いする日を楽しみにまってまーす♪ 」

オバチャンのような26歳とは・・・・・・リアリティありすぎ。お会いする日ってアンタ、初めてのメールでもう会う気満々ですか。

「私、もう寂しい夜がガマンできないの・・・・・・こんなこと言うと嫌われるかも知れないケド・・・・・・抱いてください」

お願いだからガマンしてください。アンタみたいなのは嫌いに決まってるだろ。

登録は無料でも、何度か利用すると、金を払わなければ利用できなくなるシステムだ。このような悪徳出会い系のおいしそうなメールにひっかかればたちまちケツの毛まで抜かれるのです。

こんなのにひっかかる男って馬鹿でしょ? と女性はいいます。確かにそうです。しかし男性は「オレにもついに運がめぐってきたのでは!」「もしかしたらオレの知らない甘美な世界が開けたのかも」と妄想を膨らませ、理性を失ってしまうのです。

そんなに簡単に世界は開きません。モーゼじゃあるまいし。

この構造はパチンコ中毒にも似ています。冷静に考えれば一部のパチプロの運の良い人しか勝てないに決まっているのに「今日は出るかも!」と勝手に「欲望」が脳内を都合のいいように駆け巡るのです。

欲望は脳内における交通ルール(理性)を無視した暴走族のようなものです。

企業や悪徳業者が我々の欲望を煽るのは仕方がない。しかし、それらに踊らされないためにも、脳内の交通ルールを整え、理性ある恋愛、結婚を目指してください。