お部屋から見える桜のつぼみが開く少しまえに
義父は旅立ちました・・・
最後は
眼も見えず、耳もほぼ聞こえず
食べられず・・・・
「生きた屍」のようでした
義父は、私の母が亡くなった時
私に、酷い言葉を浴びせました
「日頃の行いが悪いからそ
そんな死に方するんや・・・」
と・・・
お仏壇の置き場のことで怒鳴られ
その挙句の言葉でした
私の母は、事故で突然亡くなりました
まだまだ気持ちも
落ち着かない四十九日の翌日でした
私は一人っ子だったので、私しかみるものがなく
当時は同居でしたので・・・
なので恨んでいました
そのあと、同居を解消しました
(20年後、またこの家に戻るのですが・・・・)
とはいえ、大人ですので
身体の弱った動けない老人に、酷い仕打ちを
する気などはありません
しかし、
義父が、ただ寝ているだけの状態になり
優しい言葉をかけつつ、足や背中をさすりながら
「これが、<日頃の行いの正しかった>
あなたの生き方ですか?・・・・」
と心の中で思っていました
突然、この世を去った母
それはそれは悲しかったけど
なんと潔い・・・・
母らしい亡くなり方だったと、今は思えます
義父を見ながら、2人を比較していました
が、いつ行っても
スムーズな言葉にはならないけれど
私への感謝を言ってくれていました
それを聞くにつれ
だんだんと、どす黒い感情が消えていきました
もう充分・・・
早く楽になって欲しい
そう思うようになりました
まだ寒さの残る日
見送りました
私、独りで
死亡確認も私でした・・・
が、しかし
そこから怒涛の日々が始まるのでした・・・