ど~も!ドラゴンボールGTの「GT]は、コミックにない話をどんどん作ってTVで放映した事から、「G ごめんなさい T 鳥山明先生!!」の略だという説が流れたけど最近はそれやっぱり違うんじゃない?の説の方が有力ですでおなじみのサブロク山内です!


こないだ天下一武道会ばりの凄いバトルを目撃した!

終電まぎわに山の手線に滑り込み、ドア付近にたっていたんですが・・・。


クサイ・・・なんか・・・クサイ。 ケモノ?ケモノノニオイ・・・?まさか・・・ニュータイプか・・・!?


金田一少年並みの観察力で僕はすぐに犯人を割り出した。


犯人は見た所アインシュタインの才能ないバージョンみたいなオジサンだった。ドアの角の所で手すりにつかまっている。なんか危ない感じだったのであえて入り口から遠い所に避難。でもオジサンを見るには絶好のポジションをキープした。

ドアが閉まる寸前に気の強そうなキャリアウーマン的なOL登場。見事にオジサンの横に来た。これから始まるドラマを僕はこの時しるよしもなかった・・・。

電車が走り出すと、オジサンはまず目を閉じて眠りだした。そして・・・。

いきなりローリングしはじめた。説明は難しいが、満員電車で動けない状態の時体重を足でささえないで周りの人に寄りかかる感じってわかるかなあ。まさにそれ。違うのはそこまで混んでないから、支える人がいないのでつり革を支点にクラゲのようなしなやかな動きで回りだしたのだ!!

そして思っていたとおりの展開になった。キャリアウーマンに寄りかかってきた!!どうする!キャリアウーマン!!!

と僕が「どうする」の「どう」ぐらい思った瞬間にウーマンは思いっきり跳ね飛ばした。しょうがない。だって服装もめちゃめちゃ汚いんだもん。

するとおじさんはその重力に体をまかせて、今度は見た所「怒涛の合格!みすず学園!!」みたいな予備校生っぽいメガネをかけて本を読んでる青年に思いっきり寄りかかった。

青年は明らかに寄りかかられてるが、知らないフリをしていた。多分その電車の視聴率は120%ぐらい彼が独占していた。そして電車が揺れた瞬間、彼は本当に自然に瞬きしてたら見逃すぐらいのテクニックでオジサンをチョコンと押した。

ウーマンと青年の「異種格闘技」ならぬ「異臭格闘技」というゲームのラリーがはじまった。途中角にオジサンが挟まってラリーが中断するというハプニングもあったが、すぐにゲームは再開され池袋までの7分が永遠つづけばいいのにと思った。

しかし無常にも電車は当たり前のように池袋に到着した。どっちが勝ったか負けたかはどうでも良かった。ただすばらしいゲームだった。

僕は池袋で車両を乗り換えたが、その時一緒におりてきた外国人が僕にこう言ってきた。

「クサイケドオモシロカッタネ」