【カメラ検証】 全方位(パノラマ撮影)に合うカメラ VOL4
*検証結果は弊社の独断と偏見であり、断定的なものではありません。
*カメラに関するお問合せは各カメラメーカーにお願いいたします。
今回もコンパクトデジカメの検証結果第二弾をお届けしたい。
検証第4回目: キヤノンPowerShot A620
<カメラの所見>
キヤノンPowerShot A620は、いまや少数派となった
バリアングル液晶モニターを持つ710万画素の光学4倍
ズーム機。
いまどきのコンパクトカメラとしてはじゃっかん大きく重い
(本体235gプラス単3電池4本)。
機能が豊富なのでちょっとカメラに慣れた人向けという
位置づけか。
(通常モードで撮影した画像。被写体が汚いのはご容赦)
<取り付け図>
(Hyper70を取り付けた図) (Wide70を取り付けた図)
(簡易トリセツ)
撮影モードは絞り優先、F8、ISO50、測光モード
はフォーカス枠連動スポット。
これぐらい綺麗に写るとほぼ誰にでも満足してもらえる
のではないだろうか。
添付は横方向1600画素固定だが、元画像の5686X
1238でもかなり綺麗だ。
(詳しいマニュアルは製品に同梱)
*全ての画像はブログにあげるため非常に圧縮されています。
元画像は非常に大きいです。元画像希望の方は弊社までご連絡ください。
(Wide70で撮影した丸画像) (Wide70で撮影した画像をパノラマ展開)
まずWide70については、マクロズーム機能がてんでだめなので、ワイド端で
しかピントが合わず、上記のようななさけない絵しかとれない。
たださすがに710万画素なので、パノラマ展開するとそこ
そこの絵にはなる(横方向を1600画素に固定)。
対照的にHyper70については、やはりピントは広角端
でしか合わないものの、円画像が大きくなることもあって、
パノラマ展開画像は極めて鮮明で優秀なできばえと
なった。
(Hyper70で撮影した丸画像) (Hyper70で撮影した画像をパノラマ展開)
結論としてA620はバリアングルモニターを搭載した
期待の全方位候補カメラであったが、他のキヤノン
製品でも見られるマクロズーム機能の欠如から、
Wide70にはきびしい結果となった。しかし、Hyper70
と組み合わせることで、710万画素とDIGIC II映像
エンジンによる鮮明な全方位画像が得られることが
わかった
<総括>
・バリアングルモニタで使いやすい
・Hyper70と組み合わせて鮮明な画像取得可
(Wide70にはあまりおすすめしない)
・電池というのが難点か??
(*1)エクステンション
本製品はどんなカメラにもしようできるよう、エクステンションが
標準でついています。
全体図 ばらした図
小さいものからEXT8(8mm), EXT16, EXT32 ×2
の計4個からなります。
必要に応じてこれを付け替えることでほぼ全ての
カメラで全方位ミラーが使用できます。
<必要なアダプタ>
アダプターLA-DC58F
RA5258
(参考画像)
<参考>
<Hyper70> <Wide70>
水平方向:360° 水平方向:360°
仰角:30° 仰角:60°
俯角:50° 俯角:60°
・全体に短いので持ち運び便利 ・非常に広画角
・撮影範囲が狭いため精細な画像になる ・天井も床も撮影したい人には最適
<使用製品>
株式会社映蔵 HyperOmni Editor
http://www.eizoh.co.jp/editor/index.html
<本製品に関するお問合せ先>
株式会社映蔵 sales@eizoh.co.jp
TEL:06-6130-0510/ FAX:0511