見積書のチェックポイント
サロンの開業にかかる資金のうち、店舗内装工事費用の割合が実に6割~7割を占めます。
サロン経営の成功のカギは内装工事にあると言っても過言ではありません。
ここで内装工事の見積書の見方や注意点を把握してください。
■見積もりを比較する重要性
サロン内装工事の相場をご存知でしょうか?
おそらく想像もつかないのではないでしょうか?
それもそのはずで、同じ工事でも、住宅の場合は周りに戸建てを建てたり、
マンションを購入した経験がある方がたくさんいらっしゃると思います。
また、住宅は誰もが購入するため雑誌や書籍も充実しているため相場を把握するのは容易です。
一方でサロンの場合、住宅と比較すると内装工事を経験する人の絶対数が少ないため相場の把握が困難です。
見積りを比較する第一のメリットは工事費の適正価格が把握できるという点です。
1社から見積りをとっただけではその価格が適正なのかが全く判断できません。
思っていたより高いと感じたとしても、「まあ店舗だからこれくらいかかるんだろうな~。」
と納得してしまったりします。
もし、複数の業者から見積りをとっていたら、同じ店舗が数十万~数百万違ってきたかもしれません。
「そんなに!?」と思うかもしれませんが、本当に数百万違ってくる場合もあるのです。
また、比較することのメリットは金額の比較だけではありません。
業者のレベルが判断できるというメリットもあります。
見積書は法律でフォーマットがきまっているわけではないので、業者ごとに書き方に違いがあります。
ですから、複数の業者の見積りを比較することで見積の精度が判断できますし、
デザイン案などはまさに業者のレベルの違いが浮き彫りになります。
以上の理由から、見積りの比較には大きなメリットがありますので、
最初から1社に絞らず、必ず複数の業者に見積り依頼をしてください。
※注意※
見積りの比較は必ずしなければいけませんが、業者を競わせて
値引き交渉のダシにするようなことは絶対にしないでください。
そのようなことをして良い結果が得られることはありません。
これからパートナーとなる内装業者と良い関係が築けなくなりますし、
値引きの金額によっては、工事の質を落とさなければ対処できないということになってしまいます。
そうなると、優良な業者は手を引き、そうではない集客に困っている業者だけが残ってしまう
ということにもなりかねません。
■見積の種類
概算見積書
概算見積書とは、希望しているデザインの店舗が予算内に納まるのかどうかの目安となる見積書です。
概算見積書は、店舗物件の図面をもと、過去に施工された類似の事例を参考に算出されます。
その表現方法として、坪単価のみで提示される場合から、工事項目ごとに一式の費用を算出し、
その合計工事金額で提示される場合まで様々です。
見積依頼時により細かい資料があった方が、正式な見積書とのギャップも少なくなります。
サロン開業.comの指す見積書はこの概算見積書のことになります。
内訳明細書付きの実施見積書
実施見積書は実際に物件を調査し、店舗のデザインなどの打ち合わせをした後に算出される見積書です。
この実施見積書の金額と内容で、内装業者に工事を依頼することになります。
実施見積書の構成は、総工費、工事項目別の集計金額、工事項目ごとの内訳明細と
細かく表現されており、その全てに意味があります。
実施見積書作成はひとつひとつの材料と、それを施工する手間代の集積です。
ですから、内訳明細書の内容がより詳細で、より明確であるほど、その内装業者は信頼できると判断できます。
逆に、単価や数量を書かず、「一式」という表現の使用されている見積書は要注意です。
■見積もり依頼時のポイント
複数の内装業者に見積もりを依頼する場合、「同じ内容の資料」を「同じ時期」に渡すのがポイントです。
業者ごとに資料の内容が変わると、比較検討ができなくなります。
■実施見積書を確認するときの注意点
「坪単価」という表現
「坪単価」という形で表現される工事費見積もりは、
「一式」という表現と同じく日本建築業界の悪しき慣習ですので要注意です。
「坪単価」とは、内装業者が過去に施工した事例したをもとに、経験則から割り出した工事価格で、
正確な設計条件や工事の難易度を勘案して決めたものではありません。
もしそのような見積書が出てきた場合は坪単価に含まれている内容をしっかり確認する必要があります。
諸経費以外の項目に「一式」という表現があれば要確認!
見積書の数字は全て根拠があって算出されています。
ですから工事原価の部分については「一式」という単位はありえません。
もし、諸経費以外の部分で「一式」という単位がでてきたら、
その項目の見積もりをちゃんと算出していない可能性も考えられます。
中には相手は素人だから取れるだけ取ってやろうという業者も存在します。
「一式」という表現があった場合は内容の説明を業者に求めるようにしてください。
必要なものがちゃんと含まれているか設計図・デザイン案とすり合わせる
見積書が設計図・デザイン案と正確にリンクしているか確認してください。
こちらで依頼した工事が設計図・見積書に正確に記載されているか?
逆に設計図に記載されていない項目が見積書に記載されていないかを一つ一つ確認してください。
見積書に漏れがないかをこの時点でしっかり確認することは重要です。
この確認を怠ると工事スタート後のトラブルになる可能性があります。
確かに相手は内装工事のプロではありますが、見積書を鵜呑みにせず、設計図と見積書を
よくつき合わせ、疑問点をそのままにしないでください。
疑問点が全てクリアになるまでは契約を結ばないこという姿勢も大切です。
■見積書の見方
表紙の見方3つのポイント
見積書の表紙には、工事名称、工事場所、工事金額、作成日、施工業者名称、作成者、見積書有効期限、見積条件などが記載されているのが一般的です。
ここで確認しておくべきポイント3つのポイントは、「工事金額は消費税を含む額か?」
「見積書の有効期限」「見積もり条件」の内容の確認です。
まず、消費税ですが、工事金額欄に税込みで記載される場合と、
消費税欄が別に設けられている場合があります。
次に、見積もり有効期限ですが、基本的には作成日から1ヶ月以内となっているのが一般的です。
そして、見積もり条件には、見積もりに含まれていない別途工事についての記載がされています。
何が含まれていないのか確認してください。
内訳明細書の構成
内訳明細書には、工事の内容別にだいたい20項目の工事名称が記載されています。
それぞれの工事項目ごとに、工事内容(規模、寸法、仕様など)、数量、単価、金額、備考が記載されています。
上記の注意点にでもお伝えしましたが、この内訳明細書の中で、寸法や仕様の記載がなく、
金額だけが記載されていたり、数量や単価の記載がなく、「一式」という表現になっている場合は、
業者に内容を確認しましょう。
内訳明細書の確認のポイント
こういった書類は普段見慣れていないため、おそらくご覧になっても
どの項目が何を指すのか分かりづらいと思います。
そこで、業者から各項目ごとの説明を受けるようにしてください。
専門用語や数字が並んでいて何が何だか分からないかもしれませんが、
店舗の仕上がりに直結する部分ですので労力を惜しまないでください。
分からない専門用語や単位が出てきたら、その都度必ず業者に質問するようにしてください。
一通りの説明を受けたら、改めて自分自身で内容を確認して下さい。
総額や単価だけではなく、数量の欄までしっかり目を通すことが大切です。
お店の質、開業後の営業に大きく影響する書類ですので念には念を入れましょう。
■工事中の追加変更は慎重に
見積もりのチェックを終え、内容に納得できたら正式に契約を交わして工事開始となります。
工事が始まってみると、例えばやっぱり床にワンランク上の材料を使用したいとか、
備品を追加したいなどの要望が出てくることも少なくありません。
しかし、工事中にその時の気分に流されて変更・追加を重ねると
工事竣工後に請求された追加工事費の金額が思った以上に高く、経営を圧迫したり、
工事業者とトラブルになるケースも少なからずあります。
工事中の追加変更は大きな落とし穴だと言えます。
工事中の追加変更は、既に購入している材料が無駄になったり、施工の手間が余計にかかったり、
既に工事が終わっている箇所を解体してから施工を行う必要があるなど、
想像以上にコストがかかります。
そのような事態を避けるためにも、契約を結ぶ前の打ち合わせをしっかり行ってください。
■工事中に追加変更を依頼する場合の注意点
それでもどうしても追加・変更をしたい場合もあると思います。
その場合は、現場の職人さんに口頭で直接お願いするようなことは避けてください。
後々、言った言わないのトラブルに発展する可能性が高いです。
依頼は現場の職人さんにではなく、「工事の責任者」に「書面」で伝えて下さい。
そして、追加・変更にかかる追加金額・工事スケジュールの変更について書面で確認の上、
発注するかどうかを判断してください。
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サロン経営の成功のカギは内装工事にあると言っても過言ではありません。
ここで内装工事の見積書の見方や注意点を把握してください。
■見積もりを比較する重要性
サロン内装工事の相場をご存知でしょうか?
おそらく想像もつかないのではないでしょうか?
それもそのはずで、同じ工事でも、住宅の場合は周りに戸建てを建てたり、
マンションを購入した経験がある方がたくさんいらっしゃると思います。
また、住宅は誰もが購入するため雑誌や書籍も充実しているため相場を把握するのは容易です。
一方でサロンの場合、住宅と比較すると内装工事を経験する人の絶対数が少ないため相場の把握が困難です。
見積りを比較する第一のメリットは工事費の適正価格が把握できるという点です。
1社から見積りをとっただけではその価格が適正なのかが全く判断できません。
思っていたより高いと感じたとしても、「まあ店舗だからこれくらいかかるんだろうな~。」
と納得してしまったりします。
もし、複数の業者から見積りをとっていたら、同じ店舗が数十万~数百万違ってきたかもしれません。
「そんなに!?」と思うかもしれませんが、本当に数百万違ってくる場合もあるのです。
また、比較することのメリットは金額の比較だけではありません。
業者のレベルが判断できるというメリットもあります。
見積書は法律でフォーマットがきまっているわけではないので、業者ごとに書き方に違いがあります。
ですから、複数の業者の見積りを比較することで見積の精度が判断できますし、
デザイン案などはまさに業者のレベルの違いが浮き彫りになります。
以上の理由から、見積りの比較には大きなメリットがありますので、
最初から1社に絞らず、必ず複数の業者に見積り依頼をしてください。
※注意※
見積りの比較は必ずしなければいけませんが、業者を競わせて
値引き交渉のダシにするようなことは絶対にしないでください。
そのようなことをして良い結果が得られることはありません。
これからパートナーとなる内装業者と良い関係が築けなくなりますし、
値引きの金額によっては、工事の質を落とさなければ対処できないということになってしまいます。
そうなると、優良な業者は手を引き、そうではない集客に困っている業者だけが残ってしまう
ということにもなりかねません。
■見積の種類
概算見積書
概算見積書とは、希望しているデザインの店舗が予算内に納まるのかどうかの目安となる見積書です。
概算見積書は、店舗物件の図面をもと、過去に施工された類似の事例を参考に算出されます。
その表現方法として、坪単価のみで提示される場合から、工事項目ごとに一式の費用を算出し、
その合計工事金額で提示される場合まで様々です。
見積依頼時により細かい資料があった方が、正式な見積書とのギャップも少なくなります。
サロン開業.comの指す見積書はこの概算見積書のことになります。
内訳明細書付きの実施見積書
実施見積書は実際に物件を調査し、店舗のデザインなどの打ち合わせをした後に算出される見積書です。
この実施見積書の金額と内容で、内装業者に工事を依頼することになります。
実施見積書の構成は、総工費、工事項目別の集計金額、工事項目ごとの内訳明細と
細かく表現されており、その全てに意味があります。
実施見積書作成はひとつひとつの材料と、それを施工する手間代の集積です。
ですから、内訳明細書の内容がより詳細で、より明確であるほど、その内装業者は信頼できると判断できます。
逆に、単価や数量を書かず、「一式」という表現の使用されている見積書は要注意です。
■見積もり依頼時のポイント
複数の内装業者に見積もりを依頼する場合、「同じ内容の資料」を「同じ時期」に渡すのがポイントです。
業者ごとに資料の内容が変わると、比較検討ができなくなります。
■実施見積書を確認するときの注意点
「坪単価」という表現
「坪単価」という形で表現される工事費見積もりは、
「一式」という表現と同じく日本建築業界の悪しき慣習ですので要注意です。
「坪単価」とは、内装業者が過去に施工した事例したをもとに、経験則から割り出した工事価格で、
正確な設計条件や工事の難易度を勘案して決めたものではありません。
もしそのような見積書が出てきた場合は坪単価に含まれている内容をしっかり確認する必要があります。
諸経費以外の項目に「一式」という表現があれば要確認!
見積書の数字は全て根拠があって算出されています。
ですから工事原価の部分については「一式」という単位はありえません。
もし、諸経費以外の部分で「一式」という単位がでてきたら、
その項目の見積もりをちゃんと算出していない可能性も考えられます。
中には相手は素人だから取れるだけ取ってやろうという業者も存在します。
「一式」という表現があった場合は内容の説明を業者に求めるようにしてください。
必要なものがちゃんと含まれているか設計図・デザイン案とすり合わせる
見積書が設計図・デザイン案と正確にリンクしているか確認してください。
こちらで依頼した工事が設計図・見積書に正確に記載されているか?
逆に設計図に記載されていない項目が見積書に記載されていないかを一つ一つ確認してください。
見積書に漏れがないかをこの時点でしっかり確認することは重要です。
この確認を怠ると工事スタート後のトラブルになる可能性があります。
確かに相手は内装工事のプロではありますが、見積書を鵜呑みにせず、設計図と見積書を
よくつき合わせ、疑問点をそのままにしないでください。
疑問点が全てクリアになるまでは契約を結ばないこという姿勢も大切です。
■見積書の見方
表紙の見方3つのポイント
見積書の表紙には、工事名称、工事場所、工事金額、作成日、施工業者名称、作成者、見積書有効期限、見積条件などが記載されているのが一般的です。
ここで確認しておくべきポイント3つのポイントは、「工事金額は消費税を含む額か?」
「見積書の有効期限」「見積もり条件」の内容の確認です。
まず、消費税ですが、工事金額欄に税込みで記載される場合と、
消費税欄が別に設けられている場合があります。
次に、見積もり有効期限ですが、基本的には作成日から1ヶ月以内となっているのが一般的です。
そして、見積もり条件には、見積もりに含まれていない別途工事についての記載がされています。
何が含まれていないのか確認してください。
内訳明細書の構成
内訳明細書には、工事の内容別にだいたい20項目の工事名称が記載されています。
それぞれの工事項目ごとに、工事内容(規模、寸法、仕様など)、数量、単価、金額、備考が記載されています。
上記の注意点にでもお伝えしましたが、この内訳明細書の中で、寸法や仕様の記載がなく、
金額だけが記載されていたり、数量や単価の記載がなく、「一式」という表現になっている場合は、
業者に内容を確認しましょう。
内訳明細書の確認のポイント
こういった書類は普段見慣れていないため、おそらくご覧になっても
どの項目が何を指すのか分かりづらいと思います。
そこで、業者から各項目ごとの説明を受けるようにしてください。
専門用語や数字が並んでいて何が何だか分からないかもしれませんが、
店舗の仕上がりに直結する部分ですので労力を惜しまないでください。
分からない専門用語や単位が出てきたら、その都度必ず業者に質問するようにしてください。
一通りの説明を受けたら、改めて自分自身で内容を確認して下さい。
総額や単価だけではなく、数量の欄までしっかり目を通すことが大切です。
お店の質、開業後の営業に大きく影響する書類ですので念には念を入れましょう。
■工事中の追加変更は慎重に
見積もりのチェックを終え、内容に納得できたら正式に契約を交わして工事開始となります。
工事が始まってみると、例えばやっぱり床にワンランク上の材料を使用したいとか、
備品を追加したいなどの要望が出てくることも少なくありません。
しかし、工事中にその時の気分に流されて変更・追加を重ねると
工事竣工後に請求された追加工事費の金額が思った以上に高く、経営を圧迫したり、
工事業者とトラブルになるケースも少なからずあります。
工事中の追加変更は大きな落とし穴だと言えます。
工事中の追加変更は、既に購入している材料が無駄になったり、施工の手間が余計にかかったり、
既に工事が終わっている箇所を解体してから施工を行う必要があるなど、
想像以上にコストがかかります。
そのような事態を避けるためにも、契約を結ぶ前の打ち合わせをしっかり行ってください。
■工事中に追加変更を依頼する場合の注意点
それでもどうしても追加・変更をしたい場合もあると思います。
その場合は、現場の職人さんに口頭で直接お願いするようなことは避けてください。
後々、言った言わないのトラブルに発展する可能性が高いです。
依頼は現場の職人さんにではなく、「工事の責任者」に「書面」で伝えて下さい。
そして、追加・変更にかかる追加金額・工事スケジュールの変更について書面で確認の上、
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