月にさけぶこの傷痕が隠せるのなら何だってする枯れることのない深い井戸に倒れかける声はもう失ってしまった憎む力も尽きたのに遠くで響く勝利のラッパそんなことどうでもいいその麗しい唇に透きとおる胸元に突き刺す堪え難い真実離した手は今わたしに向け弓の的をしぼるどうか休ませてほしい夜にかがやく星が太陽に消されるまでほんの少しでいい貴女を見送るまで