稽留流産、化学流産と2度の流産を経て、
今回の体外受精では、
正常な胚を移植したにもかかわらず着床せず。
病院からの提案で、次の移植の前に
ERA検査を受けてみることにしました。
▼前回のブログ
ERA検査とは
ERA(子宮内膜着床能検査)は、
受精卵の着床に対して、
子宮内膜の受け入れ準備がもっとも整った時を選んで、胚移植することを目的とした検査。
人によっては移植すべきタイミングが
一般的なそれとは微妙にずれていることがあるそうで、「着床の窓」と呼ばれる最も移植に適したタイミングがいつなのかを調べるものです。
私が通っていた病院では、「検査を受けた人のうち約3割が着床の窓がずれている」というデータがあるそうで、大半の人はズレていないそうなのですが…とはいえ、ズレがわかれば移植タイミングを調整することで妊娠確率は上がるとのことでした。
方法
ERA検査は、子宮内膜を採取して行います。
以前、子宮内膜炎の治療を行う際も
子宮内膜を採取したのですが…
ブチっととられる瞬間はやっぱり痛いです
採取自体は一瞬でおわります。
検査対象となる人
良好胚を移植しているにも関わらず
複数回妊娠不成功となった場合に
ERA検査を行うことが多いそうです。
私も、4回移植したうち
2回は着床せず妊娠不成立、
2回は着床はするも初期に流産という結果で
検査対象になりました。
ちなみに、子宮内膜炎があると検査できないそうなので、もしその病気があれば先に治療することになると思います(私は事前に治療済みでした)。
スケジュール
検査実施から結果が出るまで約1カ月かかります。
⚫︎⽉経2〜3⽇⽬にホルモン採⾎を⾏い、問題がなければエストロゲン製剤(卵胞ホルモン製剤)を⽉経3⽇⽬から使用開始
⇩
⚫︎⽉経13⽇⽬に⼦宮内膜の厚さとホルモン採血を確認
⇩
⚫︎⽉経14⽇⽬からプロゲステロン製剤(⻩体ホルモン製剤)を開始し、5⽇後に⼦宮内膜組織を採取。検査に提出
⇩
⚫︎検査に3週間くらい
⇩
⚫︎病院で検査結果を聞いて、その後の移植タイミングなどを決定
という感じでした。
まるまる一カ月検査に使うのは
正直、焦る気持ちもありましたが…
もし着床の窓がずれているなら
次の移植も無駄になる可能性があるので
今後への投資と思って
思い切って検査を受けることにしました。
費用
検査そのものにかかった費用は、132,000円でした。
ただそのほかにも、薬剤処⽅、超⾳波検査、ホルモン検査などに費用がかかるので、ざっくりまとめると15万円くらいです。高いですね…
自費検査なので、保険適用外ですが、
先進医療なので、
先進医療特約がついている民間の保険などに
加入していれば、すべて費用をカバーできる
可能性があるのでぜひ確認を!
私は自分がはいっていた保険で
全額カバーでき、
申請後に全額返ってきました
検査結果
そして、結果は……
着床の窓のズレはなし!
えー!
これまでの移植タイミングで
全く問題ないということでした!!
じゃあなんでダメなのー!!
って逆になりました
でも、「ズレがない」ことがわかったので、
これまで通りの移植タイミングで
良好胚を移植すれば、
妊娠はやはりできるとのこと。
あとは、染色体異常さえなければ…
流産せず育つのでは?
という結果になりました。
なんだ今まで通りか…!!!
といえばそうなのですが、
不妊原因かも?というものの要素を
一個消せたので、
個人的にはやっておいてよかったかなと
思っています。
また、次の移植のことや
この時期に考えていたキャリアのことなども
書きたいと思います!