妊活を始める時に、

少し不安だったことがあります。


それは、私がパニック障害を抱えているということ…悲しい




パニック障害とは


パニック障害とは、

急激な不安による発作(主に息苦しさ、動悸や眩暈、震えなど)を繰りかえしてしまう病気。


「このままでは死んでしまうのではないか」と思うほどの恐怖と不安に襲われ、過呼吸など人によって様々な症状がでます。


さらに、パニック発作を経験すると、「逃げられない状況に対する恐怖」が強まり、混雑した場所や閉鎖的な空間を避けたくなってしまうのです(広場恐怖)…。


私はというと…

満員の地下鉄や飛行機、新幹線などの乗り物や、

映画館、遊園地のアトラクションなど、

自分の意思で好きなタイミングで外に出られない場所が苦手です。


ちなみに、

MRIは2度チャレンジしましたが、

いずれも発作を起こして10秒といられませんでした真顔ガーン


あと、鍾乳洞とか洞窟系もだめだし

ダイビングとかも無理ですね…不安


パニック障害になってからは

めっきり閉所恐怖症になってしまいました。



突然起きたパニック発作




私が最初にパニック発作を経験したのは、

高校3年生の時でした。


図書館で一人で勉強していたら、

突然心臓がバクバク言い始め、

あれよあれよという間に呼吸困難状態に悲しい


びっくりして司書の人に助けを求めると、

すぐに救急車を呼んでくれました。


運ばれた病院で鎮静作用のある点滴を打ってもらい、少し眠ると症状は和らいだのですが…


その病院の医師から「喘息でしょう」と言われ、

吸引機を渡されて帰宅。



いやいやいや…!!不安

咳とか全然でてなかったよ…!?不安はてなマーク



当時は今ほどパニック障害が認知されていなかったとはいえ、その病院テキトーすぎません?笑

めっちゃヤブ医者じゃん…不安


もちろん喘息の薬なんか吸ったところで

この発作がおさまるわけはありません。


パニック発作は脳機能障害なんですから…真顔



その後は一度経験した発作の恐怖や苦しさから、

家にいても動悸、震え、呼吸苦に

ちょくちょく悩まされるようになってしまい、


複数の病院を訪ねてようやく

たどりついた心療内科で

パニック障害だと診断されました。



それ以降、心療内科で処方してもらった

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を飲みつつ、定期的にカウンセリングに通って治療。


そうこうしているうちに、

日常生活の中で

大きな発作はほぼ起きなくなりました指差し飛び出すハート



ただ、高校を卒業して大学に進学してからも

飛行機や電車の中など苦手な場所で

苦しくなることは相変わらずあったので、


お守りがわりの頓服薬(コンスタンというお薬)は常に携帯。時々、発作がひどくなる前にさっと飲むことがありました。





薬に頼らないリラックス法


妊活を始めてからも、

たまーにコンスタンを飲むことがあったのですが、

不妊治療の期間は飲み薬や注射を

使うこともあったので、

なるべくなら余計な薬は飲みたくない……悲しい



というわけで、

呼吸が浅くなったり速くなったりして

苦しくなってしまった時の対処法を

自分なりに増やすよう意識しました。

 


例えば…


冷たい水を飲んで深呼吸


乗り物に乗る前は必ず飲み物を持参して、

ちょっと苦しくなったら

冷たい水をごくごく飲んで深呼吸しました。


些細なことですが、意外と効果あり!


龍角散(飴)を舐める


冷たいお水やお茶を飲んだ後に

龍角散をなめると、

口の中がスーッとして意識が味覚に向くので

気を紛らわしやすいです。


私は龍角散が気に入っていますが

ミンティアとかキシリトールガムとか、

スースーするものなら他のものでも代替可!


​好きな香りのアロマオイルを常備


レモングラスやオレンジなど、

リラックス効果のある

柑橘系の香りのアロマオイルを常に持ち歩く

ようにしていました。


少し息苦しさを感じたら、取り出して

鼻からずーっと香りを嗅いで、

口から細く長く息を吐く。


ゆっくり呼吸して好きな匂いを深くかいで

リラックスするようにしました。 

これもかなり落ち着きます!


Spotifyでラジオを聴く


私のお気に入りは、『kemioの耳そうじクラブ』だったのですが、いつの間にか終わってたー不安


誰かとお話ししているような気分になれる

ラジオに集中すると、苦手な移動もあっという間に感じちゃいます。


マインドフルネス


瞑想は一人でやってもなかなかうまくできなかったので、マインドフルネスのクラスを職場近くのクリニックで受講。


発作が起きたときにやるといい腹式呼吸を

マスターしたことで、一つの安心材料になりました!



……という感じで、

もしも苦しくなっても「これをやれば・これがあれば大丈夫」と思えるように、薬以外の対策法をいろいろ増やしていき、

パニック障害があっても妊活できたし、

無事に出産もできました。


また後日、パニック障害持ちの妊活について書きたいと思います!