◾️カリフォルニア州で販売停止措置
猶予期間はありますが、30日間の販売停止をカリフォルニア州から命じられました。
理由は、ACC(アダプティブクルーズコントロール)をオートパイロットだとかフルセルフドライビング(FSD)という名称で呼んでいることが誤解を招くという判断で、その是正命令です。
ただのACCをあたかも自動運転のような名前で売っているので、当たり前っちゃ当たり前なんですが、ずっと大昔からそう呼んでいて、死亡事故も起きていたのに、今さらなんで??って気もします。
州政府と仲違いしたのかな?
◾️ドアもヤバイ
それはともかく、テスラの姿勢(オートパイロットやFSDって呼んじゃう姿勢)には安全に対する考え方が恐ろしく軽いように思えます。
ACCだけじゃありません。
テスラって時々燃えるというニュースが出るんですが、ドアが電源落ちると開けられなくなって、閉じ込められて焼死という話題もちょっと前に出ました。
実際には手動で開ける機能も装備はされていますが、あらかじめ知識がないと絶対無理なヤツ。
例えばモデルXのリアドアの開け方は下図。
スピーカーグリルを外してワイヤーを引っ張るって、冗談ですか??
モデルSはこんな感じ。
モデル3とYはもう少しマシ。
ですが、事故が起きて緊急に脱出したい時、おそらく車に詳しくないだろう後席の人がこれで問題なく開けられるでしょうか?
しかも、マニュアルには電源喪失時に外部からドアを開ける方法はジジイが見た限りでは書いてありません。
つまり事故で意識を失った場合、あるいは子供の場合、外部から救出はガラスを破らない限りかなり困難ってことでしょうか?
テスラユーザーの皆様、是非一度家族を含め非常時の開け方を練習しておくことをお勧めします。マジで。
◾️テールライトも…
先日マイナーチェンジ後のモデル3がトランクを開けているのを見て驚きました。
なんとテールライトが全てトランクリッド側に付いていて、車体側には発光部分が残っていなかったんです。
これって夜間停車中にトランク開けたら、テールライトもウィンカーも全く見えなくなるんじゃないの??
こんなことやったのテスラが初めてじゃないか? (違ったらすいません)
アウディなんかもライトごと開くテールゲートの車があったりしましたが、それでも車体側に補助ライトを残してました。
保安基準は通っているんでしょう(じゃなきゃ認可されない)けど、通っていればいいのか??
マイナーチェンジ前は車体側にライトの一部が残る構造だったのに、一体化したのは間違いなくコストダウンのためでしょう。
テールライト4個作るよりは2個の方が絶対安いですから。
◾️安全性を軽視しすぎじゃないか?
スイッチ類を減らしてコストを下げるために、注視が必要なタッチスクリーンで操作が多い操作系とか、古い話になりますが、モデルSでハンドルをフルに切ると、タイヤがインナーフェンダーに接触することがあったりもしました。
マジでお客の安全は二の次って感じがします。
もちろんテスラにもいいところはあります。
現状、EVは長距離走るのに向いてませんが、それでもどうしても長距離走るんだったら、充電環境が優れたテスラ一択だと思いますし、電費もモデル3ならトップクラス。
補助金使えば車両価格は安いし、維持費はそれに輪をかけて安い。
しかもガソリンスタンドやオイル交換へ行く手間もなくせます。
お金がない人には、テスラはいい選択肢だと思います。(その代わり長距離は我慢)
でも、もう少し安全面に気を配った車を作れないものなのか?
他者に対する共感性が低いと言われるイーロンマスクがトップじゃ無理か…



