◾️なぜおこめ券なのか?

物価高対策でおこめ券配布を計画しているようです。

正確には、何を配るのかは地方自治体それぞれの判断となっていますが、政府推奨はおこめ券だとか。

それって、よほどしっかりした自治体以外は政府の方針に乗っかるから、結果的におこめ券がたくさん配られるってことでしょう。

でも強制はしてないよって、言い訳付きで。

 

おこめ券は500円で買うと440円分の米が買えるのですが、差額の60円、12%がJAなどに手数料収入として入るわけです。

こめ価格高騰で儲けて、さらにおこめ券でも濡れ手に粟ですか…

 

◾️なぜ農水省主導なのか?

そもそも物価高対策でなぜ農水省主導なのか?

おこめ券にご執心の鈴木農相の選挙区が米産地の山形県だから?

それにしても12%ものマージンをキックバックするのはあまりに露骨な利益誘導じゃないの?

 

物価高対策なら現金支給するか、減税したほうが手数料分も国民に還元できるし、使途もコメに限らず、米を自炊しないような単身世帯などそれぞれの事情に合った使い方ができるのに。

 

◾️なぜ輸入規制を続けるのか?

鈴木農相は、来年の増産にも否定的で、「コメ価格は市場の需給によって決まるもの」だと言ってます。

もしそうだとしたら、なぜ米の輸入規制を撤廃して、市場原理に任せないのか?

厳しい輸入規制をして供給を絞りながら、価格を維持または吊り上げているのが日本です。

ジジイは輸入規制を撤廃しても、和牛のように国産米がプレミアム化するだけで、大きな問題は起きないと思ってます。

そもそも、コメ農家の平均年齢が非常に高齢になっている現実で、今後離農増加によりどんどん収穫量は減っていきます。そうするとあと10年足らずで国内需要を満たすことができなくなり輸入拡大をしなければならなくなることはわかっているはずなのに、抜本的な対策を取らずに小手先の対応でその場しのぎという、日本の伝統芸がここでも発揮されていてイヤになります。

 

頼むから自分の支持母体に利益誘導するような政治家ではなく、もう少しまともな政治家は出てきてくれないものなのか?

坊主憎けりゃじゃありませんが、おこめ券配布が決まったら、二度と山形米は買いません。

そのくらいしないと政治家には響かないですから。

妻にももう山形米は買わないようにお願いします。

おこめ券配布が決まったら、わが家ではこれが最後の山形米です。