◾️基礎年金底上げの財源が厚生年金??

基礎年金の給付額が少なく、生活困窮に陥る高齢者世帯が出ることを防ぐために、厚生年金基金から拠出し、基礎年金を増額することが検討されています。

この字面だけ読めば相互扶助のため、良いことのように見えますが、もともと基礎年金の給付率(払い込んだ年金保険料に対するもらえる年金額)は、厚生年金と比べて圧倒的に高いということを忘れちゃいけません。

 

つまり、基礎年金の給付額が少ないのはそれ以上に現役時代に国民年金保険料を払っていなかったということです。

 

 

にも関わらず、厚生年金から補填して基礎年金をさらに増額するってどういうこと??

しかも、そのおかげで厚生年金受給者は2040年ごろまでは毎年受給額が平均的な世帯で月額最大7000円以上減るっていうじゃありませんか!

 

 

月額7000円って年額84000円だぞ。

ジジイの場合はたぶんもっと減額幅が増えるし。

 

◾️できるかぎり公平、平等であるべき

世の中に公平なこと、平等なことなどほぼ存在しないことはジジイも理解しています。

でもね、ここまで露骨に不公平・不平等なことをやられてはたまったものじゃありません。

なぜ厚生年金加入者だけにしわ寄せが来るんでしょうか?

広くすべての国民が等しく負担をして、救済をすべきではないでしょうか?

そもそも給付率が非常に高い国民年金をさらに増額するなんて、全くサステナブルではないし、生活困窮者を救うということであれば別のセーフティネットがあるはず。

例えば生活保護の受給要件を緩めるとか。

 

ジジイ、今回の基礎年金底上げ案には明確に反対します。(生活困窮者を救うことについては反対していません)

なので、この法案に賛成した政党、議員は今後金輪際支持をしません。

マジで怒ってます。