■ブレーキが限界

2020年秋にターマックSL7プロを購入し、2年半でブレーキパッドが摩耗して無くなりました。

交換のサインは、それまでのブレーキ鳴きとは違うキーキーという音が出始めることです。他にもレバーのストローク調整が追いつかなくなってストロークが増えるのも挙げられますが、一番わかりやすいのはやはり異音でしょう。

 

ブレーキパッドが無くなっては安全に止まることができませんので、パッドを交換します。

 

■パッド交換は簡単

一つの作業を除いて、交換作業は非常に簡単です。

まずは摩耗したパッドを外します。

パッドはブレーキキャリパーにボルトで固定されているので、緩み防止用の小さなプレートをボルトから外した後、ボルトを緩めて抜きます。

そしたらパッドをつまんで外に引っ張り出すだけです。

外したパッドがこちら。

パッドの摩擦材とリターンスプリング(シルバーの部品)がほとんど面一になってるのがわかります。

キーキーという異音はおそらくリターンスプリングがローターに当たって出てたのでしょう。

リターンスプリングにはウェアインジケーターの役目もあるってことですね。

 

キャリパー側を見るとピストンがかなり飛び出しています。

このままでは新しいパッドを入れるとパッドの間隔が狭くなりすぎてローターが挟めないので、ピストンを押し戻します。

この作業がちょっと気をつけるポイントです。

それは、「ピストンやシールなどを傷つけないように押し戻すこと」です。

 

ま、でも実際には作業は簡単です。

外したばかりの摩耗した(もういらない)パッドをもう一回キャリパーに取り付けます。(外す前にやっておけばOK)

そしたら、マイナスドライバーをパッドの間に差し込みこじってパッドの間隔を広げるようにしてピストンを押し戻すだけです。

ピストンを押し戻した後がこちら。

あとは新品パッドを入れるだけです。

選んだパッドはこれです。

レースやる訳でもないので、静かなタイプにしました。

 

 

パッドの厚みはこんな感じ。

摩耗したパッドはこんな感じ。

厚み1/3くらい?

 

リアはフロントに比べもう少し厚み残っていましたが、ボルトなどの錆がひどかったので、リアも交換しました。

フロントは焼きが入って、赤錆出ていないのですが、リアはダメですね。

スラムってすごく高いくせに、ボルト類とかすぐ真っ赤に錆びます。

汗かきにはツライ。

 

■クワイエットタイプなのに…

新品のパッド組んだら、ローターとのクリアランスを確認します。

ジジイはレバーストロークが短いところですぐブレーキが効くのが好きなので、

必要であれば以前アップした記事のような調整をしようと思ってましたが、問題ありませんでした。

 

以前書いた記事はこちら。

何回かに分けて書いてあります。

 

後輪はかすかにパッドとローターが擦っているくらいですが、まあOK。

 

OKじゃないのは、盛大な鳴きです。

ちゃんと作動するかの確認でちょっと試走したところ、鳴きまくります。

新品で当たりがついていないし、熱も入ってないので仕方ありません。

今度走りに行った時に慣らしをしようと思います。

 

フルードもそろそろ交換したほうがいいかなあ?

ちょっと考えます。