■バイシクルクラブ5月号の記事

最新号であるバイシクルクラブ5月号に、以前話題にしたミニ風洞でのテスト結果が載ってます。

エアロヘルメットの効果だとか、ハンドルポジションによる空気抵抗の変化とか、まあまあ面白い。

でも、ハンドルポジションの記事だと、上体の姿勢が写真で見ても一定になっておらず、ちょっと恣意的な記事の印象を受けます。

というか、ハンドルポジションによらず上体を一番前傾させれば空気抵抗が一番少なくなるって言ってるだけと思えます。

同じことがTTバイクを使用した頭の位置のテストでも言えます。

頭の位置が高くてもエアフローを意識すれば空気抵抗は低くなると、それ自体は間違いじゃないのですが、実際のデータは前面投影面積が頭の位置が高い方が中の位置よりも小さくなってます。

つまり、またしても面積が小さくなって抵抗が減っただけとも言えます。

 

それとグラフ中に空気抵抗がW単位で記載されている下に、おそらく前面投影面積らしきものが書かれていますがその単位が、平方ミリ(mm^2)でヘルメットの面積が0.06平方ミリって、どんだけ小さいんじゃ!

お粗末です。

 

もう一つ。

エアロヘルメットのシェルカバー有無でカバーなしの方が空気抵抗が低くなっている理由が記事では全く書かれていませんが、通気口が空いたままになっている方が空気抵抗低いなんて普通に考えてあり得ない結果です。

そこまで精度が高くないということでしょうか?

 

それはともかく、その記事にシューズカバーを付けると11Wもの空気抵抗を削減できると書いてあるではありませんか!(48km/hという高速時です)

削減代の絶対値の精度は置いておいたとしても、効果は確かにありそうです。

なのでこれから毎回シューズカバーつけて走ろうと、ずっと昔に買ったシューズカバーを探したんですが見つかりません…

捨てちゃったかも?

 

■新しいシューズカバーを買う

どうしても見つからないし、そんなに高いものでもないので新しく買っちゃいました。

買ったものはこちら。

 

 

シリコン製でシューズ底をスナップボタンで留めるようになっておりこれまでの製品より装着が楽になっているらしいです。

 

アマゾンで税込29.54ドル(日本円換算で3659円)でした。

最近の円安で日本の方が全然安い…

届いたのがこちらです。

思いっきりゴム‼︎

通気性ゼロですが足首に密着するので完全防水です。雨の日にシューズの中がグショグショにならなくていいですね。

 

付け方はカバーを先に足首のところに上げておいてからシューズを履き、そのあと上にカバーをかぶせるという方法です。

 

シューズに被せたあとは底面のボタンを止めればOK。

カバーがLサイズでシューズ適合最大サイズの46だったにもかかわらずわりと余裕を持って装着できました。

ただ最後のボタン留めでボタンを引っ張って留めるため、ボタンの付け根から壊れそうな感じがビンビンします。

 

つま先のふくらみはカバー成型時のたるみですかね? 必要ないものです。

 

カバー有無の写真です。

いやあ、蒸れそうだ。

 

BOAダイヤルなどの突起物がカバーで滑らかな形状になったことがわかります。

 

これで1km/hでも速く走れれば万々歳です。

でも、バイザー付きエアロヘルメット被り、雨でもないのにゴム製のシューズカバー付けて、ますます変態度が上がってるなあ…

 

それとふと思ったんですが、シューズメーカーどこもダイヤルなんかを平気で露出させてますよね。

もっと空力に最適化した形状にできないんでしょうか?

それとも、実はそんなに効果がないからやってないってことなのかな⁇

うーん、後者のような気がする…

まあいいか。

 

【後日談】その後、数回使用したのち外す時にちょっと強く引っ張ったら簡単にちぎれてしまいました。

安いし、空力効果もそれなりにありそうですが、15℃以上だと蒸れるし、あまりお勧めしません。