■パンクしたチューブで試す

一般道走った途端にパンクしたため、穴の開いたチューブが残りました。

ジジイはパッチを貼って修理しないため、チューブは使い捨てです。

 

そのまま捨てるより、試しにシーラント入れてみることにしました。

これが穴が開いている場所です。

 

■10年以上前のシーラントを入れる

試しにやるだけなので、手元にあったシーラントを使います。

昔、チューブレスタイヤでブルベ走っていた時に使っていたものです。

チューブレスタイヤ用ですが、チューブにも使えるでしょう。

 

ヴィットリアのラテックスチューブはリムーバブルコアなので、

まずコアを外します。

 

シーラントを入れる量は30〜50cc程度ですが、計量せず適当に入れます。

入れたらバルブコアを入れ直して、軽く空気を入れてみました。

穴から空気と共にシーラントが出てきてます。

やっぱり10年以上前のシーラントじゃダメかな?と思ったんですが、そのまま放置。

 

しばらくしたら乾燥して空気も抜けなくなってました。

これなら使えるかも?

 

パンクしたホイールにもう一回組んで、高圧でも大丈夫か確認します。

相変わらず硬いビードを外して組みました。

700kPaまで入れましたが、急激に空気が抜けるとか、シーラントが飛び散るとかの不具合も起きません。

時間が経っても大丈夫かどうか、放置して様子を見ました。

 

1日以上放置しても特に異常は見られず、スローパンクもしていないので、古いシーラントでも十分に効果があることがわかりました。

 

■シーラント入れると走行抵抗は増えるのか?

シーラントを少なくとも30ccは入れるので重量は増えるし、チューブの中でチャプチャプしてるので、回転抵抗もありそうです。

 

なのでまず、回転抵抗があるかどうか調べてみました。

方法はブレーキのストロークを詰めた時に使った方法です。

(インナーxローでケイデンス50rpmから空転させ停止するまでに時間を計測)

 

結果は、8秒程度でした。

シーラント入れてない状態では約15秒だったので、回転抵抗は確実に悪くなっていることがわかりました。

 

■シーラントを採用するか?

回転抵抗が悪化しているのはわかりました。

実際に走行しているときの転がり抵抗は、振動により液面が動くことから空転時の回転抵抗以上に悪化する可能性があります。

他にもデメリットとしては、遅かれ早かれシーラントがチューブ内で乾燥して硬まってしまうことが挙げられます。

チューブレスタイヤなら硬まったシーラントを掃除できますがチューブは不可能なので、一度シーラント入れたら硬まったシーラントの代わりに新しいシーラントを入れ続けるしかないので、どんどん重くなり走行抵抗も増え続けることになります。

 

逆にメリットの方ですが、パンクリスクがかなり減ることです。

ブルベとかのんびり走るサイクリングならこのメリットはかなり大きいと言えますが、ジジイの場合、平均速度を上げることが最大の目的なので、その目的からするとメリットはありません。

 

結局、この週末だけシーラント入りで走ってみて、以降はシーラントなしのパンクリスクに対し丸腰で行こうと思います。

 

どうせ丸腰なら、リアタイヤもGP5000からパワーTTに替えようかな?