■効果はあった

一部の評論家が、緊急事態宣言発令と共に、PCR検査数を減らして陽性者数を減らし、緊急事態宣言の効果があるように見せかけていると言っていましたが、厚生労働省のサイトでPCR検査数をチェックすると、陽性者数の減少と時期が一致していません。(陽性者数が減少に転じてから、PCR検査数が減っている。)

つまり、陰謀論か何か知りませんが、ミスリードしていたってことになります。

 

陽性者数より重要な、入院患者数は1月上旬のピークの頃と比べ確実に改善されています。

 

つまり緊急事態宣言には一定の効果が確実にあったということではないでしょうか?

 

■何が効果的だったのか?

今回日本で3度目で最大の感染爆発で現実問題として医療崩壊(入院拒否や入院できずに亡くなる患者が一定数あったことが医療崩壊という理由です)が起きたと言えると思います。

それでもニューヨークのように一気に死亡率が跳ね上がり、埋葬が間に合わなくなって冷蔵コンテナで遺体を保管するようなことにまではならなかったのは、とても良かったのではないでしょうか。(医療従事者の方々に感謝です。)

 

緊急事態宣言中、前回の宣言時と比べて人出の減り方が少なく、気の緩みが見られるという報道が盛んにされていたのが印象的でした。

まあ確かに気を引き締める方がいいに決まってますが、結果として「気の緩んだ」緊急事態宣言でも効果はあったということになります。

 

では、緊急事態宣言の何が感染爆発を抑えるのに有効だったんでしょうか?

 

たぶん、通勤時や休日の人出の数ではあまりなさそうな感じがします。

じゃあ一体何が⁇

 

■効果的な対策手法についての周知を

COVIDパンデミックになってもう1年です。

そろそろ効果的な感染対策が明確になって、緊急事態宣言も的を絞った発令ができる頃ではないでしょうか?

広くその内容を周知し、集中した感染対策と補償を行えば、もう少し上手く回ると思うのはジジイだけでしょうか?

 

事実に基づき建設的でオープンな議論と施策を望みます。