■日本の感染者は20代が多い?

日本経済新聞のデータによると、人口10万人当たりの感染者数を見ると日本では20代がダントツに多いようです。

 

日経のチャートによれば、27日時点で人口10万人当たり20代は664.4人と、次に多い30代の395.4人に対し1.68倍にもなっています。

 

20代は学生がいるためにそれより上の年齢層に比べ、就業している率が高いとは思えません。

不特定多数と接触する機会が多い飲食店などのバイトが多いから?

バイトでそんなに罹患してたら、そのバイト先営業できないでしょってことで、それも違うんじゃないかと思えます。

とりあえず、原因不明です。

 

■オハイオ州の場合

アメリカでもそうなのかな?と思ってアメリカを調べたんですが、アメリカ全体の年齢別の患者数のデータを見つけられませんでした。

でもオハイオ州のデータは見つけられたので、それで代表しちゃいましょう。

(オハイオって大統領選でアメリカの縮図を示すって言われているくらいだから、人口比もそうじゃないかと・・・)

10万人あたりの患者数が各年代1万人近辺にありますね・・・

いやあ、罹患率10%かあ。

日本は最多の20代でも664人だから0.7%弱です。

アメリカすごいな。

 

それはともかく、オハイオも20代が最多ではありますが、他年代に比べ突出している様子ではありません。似たようなもんです。

日本でもオハイオでも60代と70代で患者数が減っているのは、リタイヤして家にこもっているからではないかと推測します。

80代以上が多いのはホームなどでの集団感染の影響なのでしょうか?

日本はどうかわかりませんが、アメリカでは介護施設での感染は一時問題になったので、要因として挙げられそうです。

 

■日本の20代は悪いのか?

日本の20代の感染率は、アメリカ(オハイオ州ですが)に比べても突出しているようだということがわかりました。

 

なぜでしょう??

日本の20代特有の行動様式が何か原因を作っているのでしょうか?

でもそんな行動様式なんてある?

 

 

それとも単純にPCR検査を受けている絶対数が20代だけ飛び抜けて多いのかもしれません。

考えてみれば若年層は無症状か軽症なのに、感染をたくさん判断されているっておかしな話です。

普通無症状か軽症なら検査なんて受けないでしょう。

それなのに他の年代に比べ最低でも1.7倍近くという高い感染率であるというのは、自発ではないPCR検査を相当数されているってことじゃないでしょうか?

 

厚生労働省にもないし、PCR検査の対象者年齢別データなどは見たことがないので何が正しいか断定はできません。ですが、どうもこの記事書いているうちに、20代だけ特有の問題行動があってCOVID感染率が高いわけではなく、日本のPCR検査が限定的なもので、年齢的に20代と80代に偏っているため、その年代の感染率が高くなっているだけではないかと思えてきました。

 

感染症でも何でもそうですが、オープンな情報公開があってこそ、事実をベースとした科学的で理性的な判断ができます。

日本経済新聞も数字だけ見て20代の感染者数が突出しているというだけでなく、その理由を書くべきです。

本当に同じ人数をPCR検査したら20代だけ感染者数が突出するのでしょうか?

 

20代への根拠なき非難や、また他年代への免罪符にならなければいいと願います。