かなり以前に購入した大学受験用の英語の参考書が出てきた。で、読んでみた。

 感想。こんな内容じゃ若者はイヤになってしまう。「幸せであるためには…。」「記憶とは…。」「人間にも縄張りが…。」といったテーマで英文が記載されている。しかも、その和訳された日本語の中に、40年以上ビジネスの世界で生きてきた私にも理解できない部分が多い。要は難解なのだ。

 これじゃ、誰だって途中で投げ出してしまうだろう。しかも、こんな英語、いくら勉強しても実社会ではまったく訳に立たない。もっと日常生活に近いテーマはないものか。勉強したら、海外旅行や友人との会話に役立つ話題はないものか、と思う。

 難解な文法や構文は大学に入ってから勉強すれば良い。若者は、語学を勉強することによって自分の人生が楽しくなるような話題が欲しいのだ。「我が大学は、このような難解な英文が理解できなければ、入学できないほどレベルの高い大学なのだ。」と言わんばかりの出題は必要ない。

 「850語で書く英語(昭和57年;室勝著;ジャパンタイムズ発行)」というのが出てきた。読んでみた。面白い。分かり易い。和文英訳の際のコツ、「名詞的思考」「分析的表現」「前置詞の動詞的役割」「名詞の語尾に(ed)(ing)を付けての活用」「無生物主語の活用」等々、考え方が面白い。

 古い本なので図書館にでも行かないとないのかなぁ?

 私個人の勝手な独り言です。