この秋は 雨か嵐かしらねども 今日の勤めに田草とるなり
日本の原風景は水田である。
自然を人間が手を加え整備しつつ、しかし、自然を征服するのではなて大自然とのコラボレーションとしてのコメ作りに日本人の根本があるとする。
日本は「照葉樹林文化」として、慎ましやかではあるが自給自足できる「桃源郷」であると筆者は言う。
さらに日本人の品格とは 小成金でもなく、商人でもない。工匠として世界に関わることだと筆者は言う。
アメリカは「ゴーゲッター」であり、それを手本とすることに、根本的な無理がある。
バブル崩壊、イラク戦争を経て、今や日本人の多くが認識していることだ。
二宮尊徳の歌が、雄弁に日本人の姿を語っている。
日本の原風景を守るべき立場にある私として、考えさせられる内容が詰まった一冊であった。