僕の治療院👇

 

 

<歴史>

その歴史は古く中国より日本に伝来されたと言われて今から数十年もしくは数百年も前から使われていたと言われています。

カッサの呼び名は中国では「括痧」(グアサ)と言い、意味は括痧の「括」は削る、「痧」は滞っている体液を意味しているようです(お血など)

ちなみにWHO(世界保健機構)で認められていて、英語では「GUA SAH」といいます。

 

 

<カッサの効果とは>

カッサは直接肌に刺激をして、刺激した個所は表皮の末梢神経に影響し、毛細血管や感覚神経を介して自律神経に刺激が促され、身体の各所の滞った箇所を緩和する効果が有ります。

 

 

☆お主な効果

 

①    リンパ液の流れが良くなる

②    末梢の血流の改善

③    凝り固まった筋肉の緩和

④    ムクミの改善(水毒など)

⑤    顔の場合は表情筋刺激でタルミの改善(筋肉が下から上え押し上げられるため)

⑥    反射区による臓器の機能低下の回復(便通、呼吸、コリ、痛みなど)

⑦    頭皮では薄毛や育毛効果

⑧    排尿や排便を促す

 

数えたらきりが有りませんが、経絡や末梢神経などの刺激により様々な効果が期待されています。

 

 

<東洋医学からみた効果>

東洋医学からみたカッサのお効果は主に次の通りですが、私の経験も踏まえた上もありますことをご了承ください。

 

カッサの一番効果が有る季節があります。それは湿度が高い梅雨の時期から夏場にかけてです。またカッサをする人や効果が出る人の特徴があります。それは「実熱」や「胃熱」などで、身体に熱がこもっていて体外に熱や水分を放出しにくい人が特に効果を感じ取れます。

 

日本の夏は湿度が高いために、梅雨から夏場にかけては運動や汗をかく機会が減ってきます。そのため体内に水分が溜まりやすくなり、それがもとで「湿熱」「湿邪」や「胃熱」などの症状が出てやすくなり身体が異変が起こり始めます。

 

 

☆主な身体の不調

①    身体の各所のコリ

②    不定愁訴などの関節の痛み

③    便秘と下痢を繰り返す。

④    頭痛や視力低下

⑤    めまい、ふらつき

⑥    吐き気

⑦    ムクミ(顔も)

⑧    冷え症

など様々な症状が出始めます。

 

 

これらの殆どが「水毒」「湿熱」「胃熱」などが原因で症状が出る人も少なくありません。

 

①   湿熱:暴飲暴食により水と熱が体内に発生し気血水の巡りが悪くなり不調が起こる。

②   水毒:汗を出す機会が無く、さらに体内に水分が溜まり痰飲、水湿、水腫などが起きや   すくなる。精神的ストレスなども関わりが深い。

③   胃熱:食べ過ぎやストレスなどで胃に食物がたまり消化しきれずに胃に熱が溜まる症状。熱が上昇し肩こり、頭痛や肩こり眩暈などが起きやすい。

 

 

※冷房などの影響により汗をかく機会が少ないので、汗腺の発達に問題がある人も少なくないと言います。さらに冷たい物を飲む機会が多ので内臓が冷たい物を飲むことにより冷えてくるので、身体が冷えて居ると脳は勘違いをして汗を必然的にかきずらい状況を作り出します。そのため暑い外気温に居ても汗をかけないでいて、必然的にカラダに熱がこもり熱射病や夏バテになり易くなります。

 

 

 

さらに外気や季節などの影響もあります。

 

外因:外部環境が身体に害をなすもので、風・寒・暑・湿・燥・火という六つの気《六気(りっき)》と言います。また風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪(熱邪)と呼び、《六淫(ろくいん)》、または《六邪(ろくじゃ)》ともいう。

また他の事柄についても身体や心に影響があるので参考まで。

 

内因:「内因」とは、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の七つの感情のことで《七情(しちじょう)》といいます。

 

不内外因:その他の原因を指し、不適当な飲食・過労・外傷などが挙げられます。

 

 

 

<カッサの種類>

プラスチック製、石、天然石、木、陶器、ステンレスなど様々ありますが、ご自分に合った物で良いと思います。

テーブル

自動的に生成された説明

 

 

<施術法>

施術は基本的にカッサプレートを用いて経絡や反射区の流れに沿いながら身体に溜まった毒素(水毒など)やムクミの解消、凝り固まった筋肉を緩めたり神経伝達の流れを刺激により整える効果があるとれています。

 

 

☆手順

①    オイルを身体のやる箇所にまんべんなく塗る。(生薬オイルや天然オイルもいい)

②    お血(血だまり)がありそうな場所やコリが酷い場所から始める。

③    赤~暗紫色に皮膚が変化してきたらやめる。(エステではここまでしない)

④    頻度は週に1回~2回(治療目的の人で、エステではここまで頻繁にやらない)

⑤    顔にやる場合は皮膚の変色がでる圧は避ける

 

 

☆カッサの使い方

基本的な使い方は、①流す、②押す、③ほぐしの3つです。何度もやりながらコツをつかみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<顔のカッサ>

①    鎖骨から始める。鎖骨と耳の付け根には太いリンパ節があり、全身からのリンパがそこに流れ、老廃物をろ過してくれます。

②    左側の鎖骨の下を、内側から外側(わきの下)へ向かって流す。右側も同様にする。

③    小さく円を描くようにして、顔全体の凝り固まった筋肉をほぐします。このとき、小鼻の横からこめかみへ、あごの中心から耳の前へ、というように、顔の内側から外側へほぐします。

 

<身体のカッサ>

①    絵の通りで、各箇所3回~15回当て流す。強めにやると皮膚を壊すので注意。(赤くなりたくない人向け)

 

 

ダイアグラム, 概略図

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テキスト, ホワイトボード

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<カッサの注意点>

①    身体が温かい時がよい。お風呂上りも良い。

②    妊婦さん、内蔵疾患、体調悪い人やお子さんはNG。

③    オイルが無い場合はNG.(直接肌を擦らない)

④    食後すぐもNG.

 

※何度も練習してコツを身に付けましょう。レッツカッサ!