
初段になった
つうても他の有名な道場では既に初段とか二段とかの手合いで指させてもろてたけど
つうかそういうとこはコテコテの常連のオヤジ何人かにまぐれで連勝でもすりゃ「じゃ次回から初段で」とか二段でてな具合にけっこう緩く認定してくれるとこやから
しかしメッカのこの将棋会館道場はそう簡単にはいかんとこで
初めて行ったその日から鬼のように強い小中学生にボッコボッコに負かされて
とにかくここの道場では小学生にはずいぶん鍛えられた
ここでは五級とかからスタートしたんですが昇級条件がけっこうキツくて十勝二敗もしくは七連勝
まあなんとか二級までスムーズに昇級して一級になるのにやや手こずった
振り飛車主に三間飛車を多用したかな一級になるのに
一級を決めたのが石田流で
なぜ三間飛車の石田流を多用したかというと当初は全く意味がわからん戦法で初めての将棋道場でこの戦法でボッコボッコに負かされたから
この戦法だけは受けても攻めても全くわからずボッコボッコに負かされた
なのでかなり勉強した
勉強したかいがあってその後は得意戦法とまではいかんまでもとにかくこの戦法で一級になったのはまあよかった
この戦法だけは克服しとかんと道場ではどこ行っても指せんやろし
そして初段になる条件は十三勝二敗もしくは八連勝
かなりキツい
まぐれで八連勝して決めたけど
ここでは一転して居飛車を採用
初段を決めた八連勝目の戦法は相掛かりつうやつ
途中角を交換して一手損角換わりみたいな形になったけど
まあなんとか攻めが決まって押しきれた
実はこの相掛かりつう戦法もこれまた最初はさっぱり指し方がわからん戦法やったけど
これは勉強したら奥の深さが面白くなってきて相手次第では好んでやる戦法
しかしあんまりこの戦法やる人はおらんな
たまにおるけど単調な棒銀戦法で後が続かん攻め方で
この戦法は飛車を振ったり角を交換したり激しくてダイナミックな展開なんかも楽しめる戦法なんやけど
そういう戦い方を好んでやる人はあんまりおらん
「将棋強くなるにはどうしたら良いでしょうか?」みたいな質問に「苦手な戦法を勉強して克服すると良いと思います」みたいなやりとりを何かで読んだ記憶がありますがホントにその通りですなあ
これは将棋に限らん話しですけどな
まあとにかく
若い時分は競艇とマージャンとパチンコとソープ遊びばっかで将棋なんかこれっぽっちも生活の中になかったけど
子どもの頃に親父に駒の動かし方教えてもろて勉強教えてくれた中学の同級生と授業さぼって指してたくらいで
福岡県アマチュア県大会優勝の実績をもつ親父の血を引き継がせてもろたからかな
まあ親父みたいな活躍は無理やけど将来的には親父みたいに子どもに指導したりそういうことをさせてもらえるくらいにはとかそんな夢があるかな
なにしろどうしようもないクソ人間として今の今まで生きて来てるんで
せめて死ぬ間際くらいにはなんか良いことしたいしな
これで東京の有名な将棋道場三場で有段者になったよ親父
親父の血を引き継がせてもろたおかげで
俺もそっち逝くのはそんな遠い未来やないんでそのときまた将棋指そうや