私は仕事で、月に何回か手芸屋さんに足を運ぶ。

材料を仕入れたり、そこで講師なんかもしたりする。

 

今日もそこへ行くと、数人のスタッフさんが忙しそうに動き回っているが、皆揃ってマスクをしている。

現状の世の中まあ当然なんだけど、そのマスクが手芸屋さんだけあって、可愛らしいデザインの手作りだ。

 

それなら洗って何回も使えるし、目の詰まったコットンなんかを挟めばより飛沫飛散防止できそうだ。

よーし!私もつくってみようっと。

さっそく材料を仕入れて、、と思ったらガーゼ素材の布も耳にかけるソフトゴムもほぼ品切れ状態。

何て言うことだ、手作りしようにも材料すら手にはいらないなんて。。

店員さんによると、入荷する側から売れてしまうそうだ。

皆がんばって手作りしているんだね。

仕方ない、、ウチにあるモノで代用するか。

 

まず白いガーゼの代わりにガーゼ素材のハンカチを使おう。

 

 

 

 

 

 

 

立体になるように裁断する。

ミシンを奧から出してくるのは面倒だから手縫いにするかな。

針を持つのは久しぶりだ。たいした長さじゃないのに時間がかかる。

 

 

 

 

 

出来上がり~!  初めてにしては上出来。

 

 

 

 

 

 

 

これは裏。なんとリバーシブル。

ゴムは伸びる綿のレースが少しあったモノを使用。

なんだかスゴイ達成感がある。

かなり嬉しい。

 

 

 

 

 

 

探してみたら、ガーゼのハンカチはこんなのもあった。

これはお洒落なマスクになりそう。。

 

 

造っているときは結構楽しかったし、こもっているときのイイ暇つぶしにもなる。

昔は何でも手作りしていたんだもんね。

ドラッグストアに何時間もならんで手に入れるよりは、工夫して個性溢れるお洒落マスクを

ファッション感覚で楽しんでしまうのも賢い生き方かもしれない。

 

 

そう言えば、東北のある水着メーカーは、売れ残りの水着用の生地でマスクを生産し、

販売していると言う。

水着に使用する生地ならかなり丈夫なモノになる。

工夫や知恵でピンチをチャンスに。

 

コレを契機に、溢れるほど大量に安く生産し、どんどん使い捨てる世の中を見直すイイ機会と、前向きにとらえるのも良いよね。