作品の搬入が無事終わり、公開が始まりました。
”信州人が描く、信州を題材にした、信濃百景”・・・というテーマです。
有名なお寺や神社、湖や高原、重要文化財の宿場町・・・など。
絵を見る事によって信州を旅しているような感覚を味わって頂ければ、というコンセプトで、
長野県に住む人々が、それぞれの感性とタッチで、好きな風景を描いています。
会場は木の香りが漂う、蔵造りの落ち着いた空間です。
私は生まれも育ちも長野です。
四方を山に囲まれ、遠足は登山、 スキーやスケートは学校の授業で教わります。
ほぼ自然や緑の中で育ちました。
新緑や紅葉、冠雪など山々が見せる表情で季節の移り変わりを感じています。
でも毎日山を見上げて暮らしていると、いつの間にかその存在に対して
無感動になりがちです。
今回の作品展のテーマに沿った絵を描く事によって、改めて自分が住んでいる環境の
ありがたさが再認識出来ました。
その中にどっぷり浸かっていると,なかなか見えて来ないものも、いったん外へ出ると
改めてその良さが解る事もありますよね。
他県から観光に来られた方から教えられる事が多々あります。
私が住んでいる長野市から、ここ安曇野市まで車で一時間半。
日帰りで帰れるのですが、今日はこの地に泊まって、明日は会場のお当番をします。
お宿は森の中の”どんぐり”という温泉宿です。
何回かお世話になりました。
植物が館内に溢れた、とても居心地のいい旅館です。
朝食が付いて4500円、、、安いのでこれも有り難い。。。
しばし安曇野の、美味しい空気と水を堪能させていただきます。
長野県安曇野市穂高 北穂高 408-1
高橋節郎記念美術館 (南の蔵)
10月14日まで開いています。休館日は9日(火)です。