加納石人の書

 

 
 
こんなよい月を一人で見て寝る
放哉の句より
 
37×42cm 制作年不明
 
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ようこそ!
随風社 加納朱美です。
 
石人は、尾崎放哉の句を
作品に多く採用しています。
 
私自身は、『尾崎放哉』という人を
調べれば調べるほど
快く思えません。
 
資料だったり、風評からの情報なので
人間 尾崎放哉の真実を
知らないはずだから
無責任な放言をすべきではない!
と、たしなめる自分もいます。
 
生き様
死に様
 
本人は生き辛く
他人の優しさや思いやりを
拒絶してしまった…
のかもしれません。
 
けれど、因果応報。
自分の態度がすべての結果の
導線だったとしたら…
その死に様は理に適うような気がします。
 
私が浅薄で
真の孤独を知らないから
放哉の句の境地を想像すら出来ない
のかもしれません。
(自分が放哉に同調出来るとは
 思えませんが…)
 
 
けれど
石人の作品は放哉を大らかに
認め受け容れているように感じます。
 
どうしてそんなことが出来るの??
未だに問い続けています。
 
 
 
 
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四国八十八ヶ所霊場二十二番
 

 
寺名: 白水山 平等寺
御本尊: 薬師如来
御真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
 
御本尊御詠歌
『びょうどうに へだてのなきと きくときは
あらたのもしきほとけとぞみる』