加納石人の書
里も見かねて あやしみと そこに思はく 家ゆ出でて 三歳(みとせ)の間に 垣も無く 家滅(う)せめやと この箱を 開きて見てば もとの如(ごと) 家はあらむと 玉くしげ
(意味)
里を捜しても見つからない、そこで思ったのは、家を出て三年しか経っていないのに、垣根も家もなくなるなどということがあろうか、この箱を開いてみたなら、元の通りわが家が現れるだろうと、玉櫛笥を少し明けてみた。
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ようこそ!
随風社 加納朱美です。
浦島太郎伝説 五回目 🐟
妻から、「不老不死の国にまた戻り、
これまで通りに逢うと言うなら、この櫛笥 を
絶対に開いてはならない」
と言われ、堅く約束したのは
どこの どなた様
と、激しくツッコミを入れてしまいます。
…… やっぱり、高橋 虫麻呂の歌は
正しい
愚人
ですっ 人間的 = 愚か なんだな…
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