加納石人の書
言ば 妹が言へらく 常世辺(とこよへ)に また帰り来て 今のごと 逢はむとならば このくしげ 開くな勤(ゆめ)と そこらくに 堅めし言(こと)を 墨吉に 還り来(きた)りて 家見れど 家も見かねて 里見れど
(意味)
妻は、この国にまたお帰りになって、今のように私に逢うとおっしゃるのでしたら、この櫛笥(くしげ)を絶対に開いてはなりませんと、堅く堅く約束して送り出した。
浦の島子は墨吉に帰ってきて、我が家を捜したが見つからない、
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ようこそ!
随風社 加納朱美です。
浦島太郎伝説 四回目🐟🐟🐟🐟
妻に 父母に事の次第を打ち明けに
わが家へ帰ると告げる場面 ですね
ワタクシの知る浦島太郎は、玉手箱を渡され
ますが。 櫛笥(くしげ)なのですね。
帰っては来たが…わが家は見つからない…
だんだん、お話は進みます。