加納石人の書
二人) 入り居て 老いもせず 死にもせずして 永き世に
ありけるものを 世の中の愚人(おろかひと)の 吾妹子(わぎもこ)に 告(の)りて語らく 須臾(しましく)は 家に帰りて 父母に 事も告(かた)らひ 明日のごと われは来なむと
(意味)
二人で)手を取り合って入り、
年も取らず、死にもしないで長い間暮らしていた。ところが、愚かな浦の島子が、いとしい妻に告げて、しばらくわが家に帰り、父母に事の次第を打ち明けて、すぐ明日にも戻ってこようと言った、
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ようこそ!
随風社 加納朱美です。
浦島太郎伝説 3回目 🐟
何故に…しばらく我が家に帰り、
父母に事の次第を打ち明ける気に…
なったのでしょう
愚かな島の浦子… と、ありますが
父母に逢いたい
と思う事は、愚かなのでしょうか
奈良時代初期の歌人 高橋 虫麻呂は
愚人と、歌っていますが
ワタクシは、愚か と思えない……
父母を想う事、不義理の釈明を思い立つ
そんな、浦島太郎を…人間的だと思える
自分がいます。
おなじみの浦島太郎伝説ですが…
こんな見方をするのは、歳を重ねてきたから😳
でしょうか。