加納石人の書


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天邪鬼  あまのじゃく

東方二持國     南方二増長  
西ニハ廣目     北ニハ多聞ノ  
四天王ソレゾレ邪鬼踏マヘテ 御座ス
邪鬼等如何
邪鬼ラ救ハルルカ
救ハレザルベカラズ

丙辰春 無頼石人

節分



ようこそ!

随風社 加納朱美です。

法隆寺金堂に、持國(じこく)天

増長(ぞうちょう)天、廣目(こうもく)天

多聞(たもん)天の四体が、それぞれ邪鬼を

踏みつけている木像があり、

日本古来のあまのじゃくと習合されたとも

言われているそうです。


《丙辰》ひのえたつ
1976年春の作品です。

この頃《無頼 石人》という署名が
多いように思います。

書家に歴史あり!!

書家としての激動期でも
あったようです。

夫によると、権威が大嫌いで
肩書きを振りかざす輩も大嫌い!
無頼とは、まさに反骨精神の現れでは?

いわゆる書壇に背を向けた天邪鬼。

そんな風に想像しています。