加納石人の書




32㎝×23㎝

2002.8.19



加納石人の書の世界へ

お越し下さり、ありがとうございます。


この風という作品は、

数ある《風》の中でも

「ちょっと異質だなぁ…」と感じたので

〈石人覚書〉の2002年を開いてみました。


3.14記の短文を見つけたので

ご紹介します。


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書の鑑賞についてー


書線を通してその人を見る。


その線を主体に表現された造形を鑑賞する。


そこに書かれたコトバ(文字、非文字)は

その後に理解すればよい。


書は読むのではなく見て感じる

(造形芸術はすべてそうだか)

のでもあることを今日の大方の書家も

一般にも見失い見逃している。


まことに嘆かわしいことだが現実である。


こんな現実を打破する、一人でもいいから、

そんな仲間を増やしつづけたいと思う。



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『書は読むのではなく見て感じる』


…私は、いまだに読もうとする。

何を書いてあるのか読めないと

理解できない!!と思い込んでいる。


筆を持たない(持とうとしない)私は、

石人の考えの主軸をわかっていない

のではないか…


と、悩むことも多い。


石人の文章を読んで、

わかった気になるのだが

時間が経ち

『何を書いてあるのか知っている』を

あらためて見た時…


『書線をを通してその人を見る。』

に、つまずく。


頭でっかちになる。

世の中の権威に盲従しそうになる。


石人が言い続けている

言葉の真実を理解したい。


時間が経つにつれて、

作品の見え方が変わってくる。


書の鑑賞。

読もうとせず、

その線を主体に表現された造形を

鑑賞出来るようになりたいです。