「風俗ぐらい」の話   8/27-2 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

お盆休み中の話。

 

その日は諸用があったが

朝からいろいろ予定が狂って

ランチを食べる間もなく

午後2時も過ぎ、

しかたなく

そのあたりから一番近い商店街の中の

ラーメン屋さんに行くことになった。

 

 

そこは比較的近場の駅前では

あるものの

ほとんど行ったことのない場所。

パーキングに車を停めて降りるや否や

さっそく

「われ、何さらしとんねん!」と

いう怒声が耳に飛び込んできた。

 近くにボートレース場があるゆえん

なのか。


「な、

 こんなんばっかりやで、

 ここは」と言いながら

クマオが説明してくれる。

  

「この先はもう繁華街や。

 その1本向こうの筋が

 有名な風俗街やで」

 

「へ~」

 

「実はな、

 この近所で破格で売りに出てたビルを

 買いませんか?て言われて、

 内見に行く予定が、

 僅差で売却が決まってしまってな」

 

「そうなんや。

 惜しかったんやな」

 

「そうやねん、

 風俗も近いし、

 ちょうどよかったんやけど、

 いやいや何言わすねん!」

 

「おい」

 

なんて

話をしたのだが

 

「風俗ぐらいええやろ?」と

わりと真面目にクマオが言うので

 

「クマオさんが風俗でいいなら

 どうぞ」と言った。

 

 

そう、

風俗なら全然いいのだと、

どこかの女に手を出して

彼氏彼女の関係になられることが

一番困るのだから、

むしろそうしてくれた方が

全然安心だわとクマオに言った。


という話をふと思い出したので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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