今日クマオは仕事に行った。
昨夜もクマオの帰りは遅く、
私は案の定モヤモヤしながら
クマオを待った。
だがクマオが帰ってきて
その姿を見た瞬間、
あ~何もないなとわかった。
たいがいのことは
クマオの声と表情でわかるのだ。
キッチンで手を洗いながら、
クマオが言った。
「りこちゃん、
明日もサンドイッチ作って
ほしいねん。
図面の提出が明日24日期限でな、
もうコンビ二行くのも面倒やねん」
クマオの会社の目と鼻の先には
コンビニもスタバも定屋さんも
ある。
なのにそこに行く時間さえも
惜しいほどに
クマオの仕事は切迫している。
そこまで大変だったのか。
やっとクマオの状況を知った気がした。
疑ってごめん・・・とは心の声。
「うん、わかったよ」
(もう何でも言うて
何でもするし)
「ごめんな、せっかくの休みやのに」と
申し訳なさそうな顔をしているクマオに
「ううん、むしろそんな大変な時に
ちょっとでもクマオさんのお役に
立てて嬉しいわ」
自分でも驚くほどの調子良さ。
疑念と向き合っていたほんの
数十分前は、
どこかでクマオのことを
憎んでいたのに、
(どんどん妄想が膨らむのだ)
何もないとわかると心が躍り出す。
こんな私の心の動き、
クマオは想像だにしてないだろうな。
心が見えなくて
苦しむこともよくあるが、
見えないおかげで
助かることの方が
実は多かったりするのかも
しれないな。
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クリスマスプレゼントも
準備OK。
seekは、
お店で頼んだクリスマス
ラッピングが気に入らず、
結局自分流で。

