「クマオさん、ありがとう」
「クマオさん、幸せをありがとう」
何度も何度もそう言った。
ほんとに何度も何度も。
食事が終わってお部屋に戻り、
今度は天体観測。
三日月や金星、ベガ。
アプリの星座表で、星の名前を確認
しながら、
クマオが優しくハグしてくれる。
お風呂に入って、またテラスに
出ると、
クマオが私の濡れた髪を心配して
くれる。
室内に戻ると、クマオがドライヤーを
かけてくれる。
だるい足のマッサージをしてくれる。
あぁ、私はやっぱりこれが幸せだぁ。
出かける前、一人で妄想していた
一夜限りの魔法は、
こんなふうにかけられた。
朝食は、お魚一匹丸ごと。
パンツはいつも丈が合わない。
オンラインで買うと失敗率が
高いが、これは低身長サイズと
あるのでクーポン使って注文して
みた。


