いっしょに過す時間 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

最近よく思うことだが、私はクマオ本人のことが好きというより、

 

クマオと過ごす時間が好きなのだ。

 

もちろん、それは、すなわちクマオのことが好きということになるのだろうが、

 

これまでクマオに女ができてから、数々の耐えがたい嘘や酷い仕打ちを私に

 

与えたクマオのことを、こんなふうに許し、今なおいっしょに時を過ごすのは、

 

やはり二人の時間がたまらなく楽しく、何を後回しにしても全く惜しいと思わないからに

 

ほかならない。

 

また、別の言い方をするなら、クマオといる時の自分が、何より一番自分らしく、

 

自分でも一番好きな自分になれている時間でもある。

 

 

クマオはどうだろう。

 

クマオは、私のことが好きなのかもしれない。

 

私という人間が好きなのだが、私以外の女といる時間が好きだったのだろう。

 

そこには、私との時間にはない刺激とセックスがあった。

 

その時間の中で、クマオは、クマオ自身が理想とする男の姿に変身でき、

 

それを称賛され、女をも喜ばせることができる。

 

それはそれで、やはり特別な時間なのだろう。

 

 

私にあと時間がどれぐらいあるのだろう。

こんな言い方をしてはいるが、別に余命宣告されているわけでもない。

 

ただ、持病がある。無理をするとすぐに調子が悪くなる。

 

年齢もおおよそ還暦だ。普通に元気な人でもそろそろ考える時期だ。

 

「クマオさん、私、いつまでこんなふうにクマオさんと楽しめるかな」

「あほか!ずっとや。ずっとずっとりこは元気でおる!」

「でも、普通に考えて私の方が先に死ぬだろうからさ」

「あかん!オレの方が先に死ぬ。オレを看取ってくれるんやろ」

 

毎回こんな話題になると、きまってこういうやり取りになる。

 

クマオといっしょに楽しい時間を過ごせないなら、

私は生きてる意味がないと思う、

 

クマオはどうであれ私に生きていてほしいと言う。

 

この差なんだな。