「完全県産・完全手製・王府時代手法復元三線(奄美三味線)」というものがあればスゴいロマンがあるとおもうのです・・・
1、材木類はすべて沖縄県内産の黒檀やイスノキ(柞、ユシギ、ユスの木)にて作られる。
2、材木類は切り出しから斧などを使っての王府時代の伐採方法で。
3、製作される職人さんの所まで人力や馬力や牛力や帆船のみで輸送される。
4、製作される職人さんも、電動工具類は一切使わず鋸や手斧などでの荒分けを行う。
5、荒分けされた材木は棹材なら10年は寝かされている。
6、装飾品や各種部材も同様に扱われ製造された手工芸品のみが使われる。
7、漆は県外や海外からの購入が認められるが、本漆で、生漆のみが使われる。県内への持ち込み方法は帆船に限る。
8、箱も同様に扱われた県産材の木材にて製作されたものが、棹などの本体の材料同様に人力や牛力や馬力や帆船のみで輸送されてきたもののみで作られる。
9、塗りは三線漆塗りの出来る職人さんが王府時代に存在した技法と技巧と道具と材料のみで塗られる。
10、蛇皮は海外産しかありえないので輸入材料になるが、皮の処理方法や張りの手法は王府時代の手法と技巧と材料と道具や工具にて行われる。
11、棹には朱や金漆により線刻や直塗りによる作者名や作品名の書入れ、胴には墨などによる作者や所有者名や作品名などの記入がなされる。
12、以上の材料の伐採や入手の段階から輸送方法や加工に使った工具類の名前や手法が記載された証明書が添付される。
13、もちろん入手するユーザーの所へのお届けも人力や牛力や馬力や帆船など王府時代になされたお届け方法により配送される。
以上のような徹底的に王府時代を再現した「一から復元三線(奄美三味線)」が出てくればそれこそ「途轍もない財産級の三線(奄美三味線)」となるでしょう・・・
定価は1000万円を超えるのではないでしょうか・・・
でも、それが明治初期、王府末期くらいの頃の高価な三線では当たり前だったことを「三線(奄美三味線)ユーザー」が忘れてはならないことのような気がします・・・
ちょっとおもうところがあったので、記事にしてみました・・・