先週は映画館に3日連チャン。
 

 
「カセットテープダイアリーズ」
これ、日比谷シャンテの看板のスプリングスティーンの文字に惹きつけられ、
気になっていたのだけど、行けずじまいでハッと気がつけばシャンテでは終わり。
ありゃりゃと思っていたら、TOHOシネマズ日本橋ではまだ上映されててラッキーと足を運んできました。
現代は「Blinded by the Light」
ジャーナリスト、サルフラズの回顧録から作られた映画です。
ブルース・スプリングスティーンの曲が聴けるだけで観る価値ありと思って行ったけど、
本当に、とっても素敵な映画に出逢うことができたぁ~った感じです。
 
最初のペットショップボーイズから、ヤラレちゃいました。
そしてa-haが。デジャブ~。
カセットテープも・・・懐かしい~!
 
1980年後半、当時はサッチャー政権、経済ガタガタ。
閉塞感漂う社会状況にネオナチや移民差別のレイシストが台頭していた時代です。
ちょうど、私がイギリス留学してた頃。差別感覚は残っているって感じてました。
保守的な父からの抑圧に押しつぶされそうなジャベド、
ナショナリズムに基づく移民差別やら、労働者階級の苦しみで閉塞感漂う日々。
そんな日常から抜け出したいと思う気持ちが、ボスの音楽とシンクロして解放される。
ボスもアメリカの地方都市、ニュージャージーの閉塞された雰囲気や親との確執が。
 
イギリスの政治経済や社会問題も取り上げてるのにライトな感じで、めちゃ好み。
音楽も当時の服装も演出や映像もよいよい。
 
この映画、今の世界情勢とも似通っているようで、歴史は繰り返されるなぁ~と改めて感じてます。
そして音楽は時代を超えて。
明日から一生懸命生きなきゃと思える映画でした。
一歩踏み出せそうな勇気をもらえるそんな映画。
 
「Baby,we are born to run.俺たちは走るために生まれてきたんだ」
 
 
頭の中はボスの音楽がめぐってるんだけど、そのまま
「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を。
主人が見たいって。。。。珍しい。
私は春馬くんのことを考えると胸が悲しくなっちゃうから躊躇してたのだけど。
10兆円という巨額な遺産目当てに「詐欺師大集合!」
気持ちよく笑って、騙されて、泣けて・・・
ロケ-ションもよかった。
名場面写真集みたいなエンドも。
楽しめました。
 
 
その前の日は「いけいけバカオンナ」
これはタイトルにつられて。。。
”バカオンナ”それって私??
鈴木由美子さんの漫画が原作。
漫画は昭和のバブル時代が舞台で、主人公は“イケイケ”の女子大生だそうですが、
現代アラサー女性たちの恋愛、仕事、友情を実写化したようです。
なのでタイトルに騙された感あり。
バカオンナじゃなく、全力で生きてる主人公、セツコ。
文音さんって永渕剛さんのお嬢さんだって。
女性の友情を描いてます。
ぶっとびコメディって感じで楽しく見ました。
 
 
「プラド美術館 脅威のコレクション」
 
プラド美術館の歴史、所蔵される数々のコレクションを紹介した映画です。
映画を見ていると、プラドに行きたくなります。
”知識ではなく心で”と歴代のスペイン王室がひとつひとつ買い集めた美術品は約8700点。
そのほんの一部分だけど、学芸員の話なんかが聞けて興味深いです。
音楽もいいし、映像も美しい。
最近、美術館紹介の映画が多くて、大画面で見ることが出来るのは嬉しい。
そして、この映画は案内役のジェレミー・アイアンズがイケオジで更に嬉しいです。
 
「芸術は日々の生活のほこりを魂から洗い流してくれるーパブロ・ピカソ」
まさにその通り。
”絵画を見るのは、映画や小説を読むのと同じ効果がある”
美は魂を救ってくれます。
個人的にはもう一度映画館のスクリーンで見たいなと。