ドトールでレタスドッグを映画と映画の合間に。
お供は小池百合子さん。
これ、怖い物見たさで購入したものの、やっと都知事選を前に読んでみました。
 
 
「女帝 小池百合子」
小池百合子さんの半生を、100人を超える関係者の証言と3年半にわたっておこなった
綿密な取材のもと描き切ったノンフィクションだそうです。
人は誰しも「自己顕示欲」を持っているもの。
私も時々そんな自分が嫌で自己嫌悪に陥ることもしばしば・・・・
それが必要以上に過剰なのが小池さんなんだなと。
上昇志向の強さと過剰なまでの承認欲求の強さ。
それは政治家の資質としてはぴったりなんだけど。
 
この本がすべて真実ならば、小池さんの人生、道のりは嘘で固められています。
そしてその気持ちが手に取るようにわかるのが辛いです。
「芦屋令嬢」から積み上げてきた経歴。
芦屋出身だから、令嬢なんてありえないけど、東京に住んでるとそう思われるのは事実。
嘘を吐き続ける日々、その嘘が真実だと錯覚。
それを原動力として生きてきたのが小池百合子かな?と思うのは私だけ。
 
個人的に都知事選に出た4年前から、あまり百合子さんは好きじゃなかった私。
あの頃は周囲のママたちの目もあり、こんなこと言えなかったけど。
やっぱり私の感は当たっていたって。
小池百合子という人の人間性が生々しいほど浮き彫りになってくる本です。
読み応えは十分。
そのへんのドラマより刺激的かもしれないような生き方。
誰でも光の部分だけでなく、闇の部分はあるけど、
 
多分、このままだと都知事に再選されてしまうだろう小池さん。
東京都大丈夫かな?
ちゃんと都政の問題に取り組んでくれればいいのだけど、
築地問題にしろ、最近のコロナの対策にしてもこの4年間見てもう~んって感じ。
 
嘘まみれの生き方に嫌気がさす、そんな本。