金曜は美術館の多くが夜間開館を実施中。
心のざわざわを落ち着かせようと、夕方トーハクへ。
仏様のお顔でも拝みたいなと。。。。
今、特別展「出雲と大和」が開催中です。
 
 
出迎えてくれるのは、出雲大社の境内から発見された巨大な柱。
鎌倉時代のものだって・・・
そして、平安時代の出雲大社本殿を、1/10のスケールで再現した模型。
1/10でも迫力あります。
古代の出雲大社を頭の中で妄想~。
 
そして、これでもかと思うくらい圧倒的な数の銅剣、銅矛、銅鐸などの青銅器。
荒神谷遺跡から出土した銅剣は358本。
それまで発見された弥生時代の銅剣は300本ほどだと言うから
発見時は驚いただろ~な。歴史を塗り替えちゃったんだもの。
358本の銅剣のうち、168本が展示されていましたが、
それでもすご~いと。
銅鐸も30個ほどが展示。
ズラッ~と並んだ銅鐸、銅剣は壮観でした。
出雲はやっぱり神々の国だわ~と納得。
 
加茂岩倉遺跡から発見された銅鐸の復元模型↓↓↓
銅鐸って、青銅で青緑のイメージだったけど、最初は金ぴかだったのね。
 
 
 
石上神宮に伝わる宝剣である七支刀(しちしとう)は、百済王が倭王に贈ったもの。
日本書紀に記述される、七枝刀(ななつさやのたち)とも言われている貴重な刀です。
そして、見返りの鹿をはじめ埴輪くんたちが可愛い♥
大和と出雲の埴輪が並んで展示されていました。
 
(こちらは常設の埴輪たちです)
 
 
最後は出雲と大和の仏像が。
矢田のお地蔵さん、あじさい寺の金剛山寺(矢田寺)と世尊寺から十一面観音さんが。
ありがたいことです。
當麻寺の持国天さんは、好みのお顔。
展覧会だと360℃方向から鑑賞できるのが嬉しいです。
出雲の萬福寺(大寺薬師)さんの四天王像にも惚れ惚れ。
国宝指定されている唐招提寺の広目天立像と多聞天立像も。
日本最古の石仏もしっかり拝んできました。
 
 
八重垣神社の素戔嗚と櫛稲田姫の壁画も。
これは見るべきものの一つです。
 
出雲国造の神賀詞の音声は、とっても興味深くて。。。。
聞き取れないんだけど、3度ほど聞いちゃいました。
古代の日本語だぁ~と思うと興奮。
 
『日本書紀』が編纂されてから今年で1300年。
しばし、古(いにしえ)の世界にふけるのもいいかな。
 
 
 
ガチャのカプセル入れが何気に洒落でした。
 
出雲と大和、最初は全く興味なくて、お供で仕方なくつきあったのに、
また足を運ぼうとは自分でもビックリ。
週明け2月11日(火)より後期展示が始まります。
う~ん、どうしようかな??
 
 
夜のトーハク、雰囲気抜群。
お月様もキレイで。。。
いつまでも眺めていたい感じ。
 
東洋館の「人、神、自然」 アールサーニコレクションも
最後にもう一度と思いましたが、疲れてて断念。
図録で我慢します。