用事があって参宮橋へ。
何度も行ってるのに知らなかったぁ~。
ここが、岸田劉生が描いた《道路と土手と塀(切通之写生)》の「切通しの坂」だったなんて。。。
いつも国立近代美術館で見てたけど、代々木って書いてあるから。
確かに、ここも住所代々木だぁ~。駅から随分遠いけど。
 

 
 
で、ふと思い立って東京ステーションギャラリーで開催中の「岸田劉生展」へ。
 

 
後期に入り、何点か入れ替えしてたようだけど、
前回もそんなに記憶に残っていない残念な私。
岸田劉生=麗子像のイメージの私、麗子像が不気味すぎて
ど~も昔から苦手だったの。
なので岸田劉生もねぇ~な感じの私。
 
日比谷図書館で8月に行われた没後90年記念 岸田劉生展 こんなところがスゴイ!
東京ステーションギャラリー学芸室長の田中晴子さんから、しっかり講義を聴いてきたのにな~。
 
この麗子ちゃんを、近代美術館で初めて目にしたときは、ちょっとショック。
だって可愛いかもなんて思ったから。
田中さんも一押しでした。
 
 
没後90年、日本各地から劉生の名品約150点が集結する展覧会。
これまでにない展覧会だと聞きました。
図録も大盤振る舞い、力を入れて作ったと力説してました。
画家の生涯も《岸田劉生生活活動記録》として掲載。
劉生の生涯を追体験出来るかのように作ったみたい。
 
その麗子像、5歳から9歳まで前期・後期合わせて17点。
2Fの部屋にズラ~って並んでます。
私的にはなかなかシュールな光景でした。

最初はまず3階から。
初期の修業時代からポスト印象派の影響を受けた時期を経て、
西洋の古典的な絵画を思わせる作風へと変わっていく様子がわかります。
きちんと制作日時順に並んでました。
岸田劉生ベスト版って感じ。
劉生の画風の変遷、美的関心の移り変わりがわかる展覧会でした。
初期の頃の絵がいいなぁ~と思う私。
やっぱり印象派の影響を受けてるからかな?
 
何より驚いたのは岸田劉生の人気。
人がたくさん。
始まってすぐの9月に来たときも、人多いなと思ったけどそれ以上。
混み混みじゃないですか。
魅力がまだまだわからない私、情けなや。
 
 
会場を出ると、↑↑。
先月はこんなのなかったのに・・・・
しりあがり寿さんの手によって、麗子がキャラに大変身。
 

 
 
 
つい食べ物に手が出ちゃう私。
でもクリアファイルも買っちゃった。
 
 

なかなかなキャラ、気になります。
ショップで悩んじゃいました。