主人はアメフトに出かけるというので、私は美術館へ。
トーハクと迷ったけど、昨年から行きそびれていた山種美術館へ。
 
「皇室ゆかりの美術ー宮殿を彩った日本画ー」が開催中なのです。
もう後期になっちゃいました。
 
入ると、西村五曇<松鶴>が迎えてくれます。
会場内、新春らしい作品がたくさん。。。
 
皇族方の書、和歌が優雅で美しいの。
当たり前だけど、文化レベルが高いわぁ~と見惚れちゃいました。
 
赤坂離宮の下絵、花鳥図画帖も、見事な作品。
渡辺省亭の絵、すごい。
青山御所の襖絵の下絵、竹内栖鳳<土筆に子犬>がなんとも可愛い。
今も昔も”皇室”のお仕事ができるのは、超一流の証し。
そしてお声をかけられたら全力投球。自分のMAXを超えちゃう作品を。
山口蓬春の作品もそうですが、下絵といえども下絵とは思えない出来映えです。
 
ボンボニエールも7点ほど。
昨年三の丸尚蔵館で、ボンボニエールの展覧会をみましたが、目にも華やかでボンボニエール大好き❤
一時期、ヘレンドや九谷を集めていました。
なので、7点、穴の空くほど眺めちゃいました。
 
写真撮影OKな1点が下村観山<老松白藤>
屏風一面に松と白藤が一緒に描かれてる見事~な作品です。
熊ん蜂がキュート。
 
 
東山魁夷<満ち来る潮>大作です。
少しづつ場所を変えて見ると、光の加減で表情が変わって、海が動いているような感覚に
こちらは動きのある海だけど、皇居宮殿内の<朝焼けの潮>は、ゆったりとした静的な海が描かれているそうです。
真向かいの、真っ赤に紅葉した楓と、お隣の匂いたつような桜。
ソファーでしばし座って、四方を堪能。
 
柴田是真の作品も。
唄う蛙さん、前期で出てたよう。見たかったな。 
上村松園の「牡丹雪」も美しいとしか言えないし、
杉山寧<曜>にも再開。
この丹頂鶴、お気に入り。
今回何点か鶴の絵が出品されていましたが、こちらが私は一番好きです。
 
そして心をとらえたのが、前田青邨<唐獅子>
雌の獅子にはプラチナの泥が使われているって。
銀だと酸化し黒くなるから、プラチナ使ったって、なんて贅沢~。
この獅子たち、とってもユーモラスでキャラだってます。
 
格調高い雅な名品揃いで眼福、眼福。 
作品を堪能した後は、お決まりCAFE椿でひとやすみ。
 
 
いつもどれをチョイスするか悩むの。
新年限定の”めで鯛”もちょっと気になったけど、吉祥モチーフの鶴の和菓子を。
3個はお持ち帰り。娘に差し入れ。
 
 
年の初めにいいもの観てご機嫌です。