斎王ツアー(「斎王」と「源氏物語」、そして倭姫) | 西條成男の「あるがまま」人生~比叡から神宮へ~

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比叡の里坂本で生まれ、育ち、そして今神宮に心を寄せる日々をあるがままに綴ってみたいと思います。

 6月1日、2日にかけて多治見に在住の仲間14人とツアーを

組んで三重県多気郡明和町、伊勢に行って来ました。天気には

恵まれ二日目に少し雨が降ったぐらいでした。

 

            <一日目>

 

 
    倭姫               斎王宮跡
 

「斎王」とは、天皇の代理として伊勢に赴き神宮に奉仕する

未婚の皇女又は女王の事です。

最初の斎王は、垂仁(すいにん)天皇の王女「倭姫命」

言われています。

 

斎王制度は、飛鳥時代から約660年続いて、南北朝時代に廃絶

しました。

 

今回のツアーの目的は、明和町での「明和まつり」の中で行われる

「斎王群行」(当時は京の都から伊勢の斎宮まで5泊6日かけて

の行列)を見学することです。

 

当時「斎宮」は600人以上の従事者、70人以上の女官、家族を含めると数千人規模の人々が住んでいてミニ平安京と言われた。

斎王は神宮の三節祭(6月、12月の月次祭、10月の神嘗祭)

のみ参加し、普段は斎宮で雅な生活を送っていた。

 

主な斎王

 

・淑子(よしこ)女王・・「源氏物語」の六条御息所のモデルで  

             三十六歌仙の一人

・規子(のりこ)内親王・・淑子女御(村上天皇に入内)と

             母子で斎王になる

・かつこ内親王・・・・・・「伊勢物語」で在平業平の

             ロマンスの相手

・祥子(さちこ)内親王・・後醍醐天皇の娘で、最後の斎王

             (実際は斎宮に行けなかった)

 

 

   斎王群行(毎年6月1日)        斎王

 

   斎宮歴史博物館で「光る君」の展示も観る事ができました

 

 

 内宮御手洗(五十鈴川)      創業100年の伊勢の宿

 

五十鈴川の水は清らかで、心まで洗われる思いでした。

宿は、落ち着いた日本旅館で木の温もりが感じられました。

 

          <二日目>

 

    外宮早朝参拝          外宮勾玉池の花菖蒲

 

外宮の早朝参拝は初めてなので新鮮な気持ちでお参りできました。

勾玉池に今は盛りと菖蒲の花が咲いていて清々しい気持ちでした。

 

 

 

  二見浦の夫婦岩       皇族や著名人が泊まった「賓日館」

                          (ひんじつかん)

                  <国指定重要文化財>

 

夫婦岩の注連縄はつけ替えられたばかり(5月、9月、12月に

つけ替え)夫婦岩の間から夏至の日を中心に、夫婦岩の間から

日の出が見られます。

賓日館は格式高い元旅館で、今では展示や演奏などの催しが

行われています。

 

 

 

       神宮の博物館「神宮徴古館」

             ちょうこかん

 

神宮の式年遷宮の神宝や御装束などが展示されていて

貴重な展示物を観る事ができます

 

 

 

河崎「商人館」(河崎のセンター) 学芸員から河崎についてのガイド

 

 

「河崎」の町は、江戸時代「神宮の台所」と言われていました。

全国各地から物資が勢田川を船で遡って集められ、神宮の参拝客に賄われました。町中には、江戸時代から残る蔵や建物があり、

また古い建物をイノベーションした素敵なカフェや料理屋が

見られます。

 

 

昨日の当地の気温が30.5度もあり、夏のような暑さでした🥵

庭作業で汗をいっぱいかいてしまい、着替えを余儀なくされました。

 

今日も西條成男のブログ「あるがまま」人生にお越しくださり

ありがとうございます。