こんにちは。
「つつしむ」には
「慎む」「謹む」と二つの言葉があります。
両方の言葉とも「包む」という意味があり、
「何かをあからさまに見せつけない、奥ゆかしさが込められている」と
いう言葉ですが、
「慎む」は自分のため、「謹む」は他人のためという違いがあります。
世の中で、よく「謹慎処分」とか「謹慎生活」なんて言う言葉がよく聞かれます。
悪い言葉のイメージがありますが、
「つつしむ」とは遠慮して何も言わない、何もやらない
という事ではなくて言動を抑制し控えめにするという意味です。
大津市坂本町「滋賀院門跡」
今月20日は「敬老の日」でした。
私の読んでいる新聞に「敬老の日に寄せて」
という記事が掲載されていました。
仙台市に住んでいるお寺の住職「塩沼亮潤」さんからの
寄稿文でした。
「お寺での修業時代の師匠から得られた事は、
直接の教えではなく師匠の立ち振る舞い
からの学びだった」と話されています。
「それは毎日の修行生活の中での同じことの
繰り返しの中で得られた貴重な体験だということです。」
行いを慎み
言葉を慎み
心を慎み
「誰が見ていても見ていなくても常に慎み深く自分を律して
生活していく結果
一挙手一投足を「品格があり美しい」と感じられることです。
かえり見れば、私のような凡人ではなかなかこのような域に
到達できませんが、生きていく上でのヒントになります。
*日によって寒暖の差が激しく着る服装に迷ってしまいます。😥
今日も西條成男の「あるがまま」の人生~比叡から神宮~を
読んでくださりありがとうございます