今日は学内演奏会でした(^^)♫
ヒンデミットのアルトホルンとピアノの為のソナタと、タファネルのミニヨンの主題によるグランドファンタジーを演奏しました!

このアルトホルンのソナタ、少し変わっていて四楽章冒頭に「ポストホルン」と題された対話形式の詩が書かれているんです!


ポストホルン(ダイアローグ)

◎ホルン奏者
電線に封じ込められた稲妻ではなく、、疾駆する馬のギャロップで速度というものをカウントした時代、
生き方や知識を求めて、びっしり活字の詰まったページを読み漁るだけでなく、国中を自分の足で歩きまわった時代。
ホルンの響きというのは、私たちのあくせくした魂に、
(まるでとうに萎れた花の香りのような、色あせてカビくさいタペストリーのひだのような、黄ばんでぼろぼろになった古い大きな本のページのような私たちの魂に)
そういう時代から届く響きのようではないか。
この「豊饒の角笛」の贈り物は、私たちの内に、青ざめた憧れとメランコリックな思慕を呼び起こすのだ。

◎ピアノ奏者
古いものは、ただそれが昔のものだから価値があるわけではないし、
新しいものも、それが私たちと同時代だから素晴らしいわけでもない。
実際に自分の手で確かめたり深く納得したりすること以上に人間にとって、大きな喜びがあるだろうか。
君のすべきこと、それはこの混乱と大騒ぎと雑音だらけの中で、永久不変の、穏やかで、意味深いものをしっかりと掴まえることだ。
そして、それに新たな意味を付与しつつ、大切に保持して行くことだ。

(雲井意訳)


今回、この対話もカットせずに演奏させて頂きとても貴重な経験になりました★ヒンデミットは大好きで、これまでにトランペット、トロンボーン、フルート、ホルンのソナタを演奏してきました!なので、今回このアルトホルンのソナタを演奏することが出来て、本当に嬉しいです(⌒▽⌒)


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