
父方の従姉妹となるおばさんから母に電話があり
父が入院したことを伝えたら
「92才でもう長生きしているんだから」と言われた
と怒りと哀しみをいっぱいにして
母から電話があった。
おばさんにしてみれば、
母を慰めようと思って発した言葉なのだろうけれど
母にしてみれば、
92才だろうと、100才だろうと
まだまだ元気でいてほしい
父が元気な時は
冗談とも本気とも言えない言葉で
「あまり長生きしたら、私が大変だから!」
と文句を言っていた母も
突然の脳梗塞と言う
生死と隣り合わせの、父のこの状況を
92歳と言う年齢だから
もう充分生きたから!
と言う風に
年齢と言う数字で納得させられる言葉を聞いて
悲しくなったらしい。
まぁ確かに、生きている時に
聞く台詞ではなかったかもしれないけれど
不安と心配で
自分に余裕がないから
何時もなら笑って過ごせてしまうことが
時に、とっても
刺さってしまっていた。
私は、母を慰めることと
父の快復を信じること
そして、コロナ禍の中で面会できない中
24時間いつ病院の先生から電話がかかってきても大丈夫なように
自分の携帯電話を電池切れにせず
肌身離さず持っていること
を
優先することになった。
