
介護をしてわかった良かったこと
それは、母親とキチンと向き合えたこと
そして、向き合ったことで、
子どもが子ども時代に覚えていることと
母親が覚えていることの間には
大きなへだたりが有ることがわかったこと。
気弱になった母親に
日常生活のことで、色々と話をすることになり
出来ることを増やしていくことの必要性を伝えた。
母親が、「○○○(←私の名前)の言う事はスゴく良くわかる」
「そうだね、そうだね、ありがとう」
と、私のアドバイスに沿って
自分が出来ることを、少しずつやれるようになった。
それからは、今迄は話さなかった事も話すようになり、
子ども時代の、悲しかった出来事を
伝えることが出来た。
それでわかったことがある。
子どもは、自分が否定された事柄は良く覚えているけれど
母親は、子どもにしてあげたことを良く覚えている、と言うこと。
この差があるから、
愛されなかったvs.愛してるの差は
ひろがってしまう。
だから
「母親に愛されなかった」と思い込んでいる人が多いけれど
本当は、覚えている事が違うだけで、
母親から沢山の愛情をもらっているひとの方が多い。
人は「愛されている」と感じると
大抵のことは乗り越えられるから
時に「母親から愛されなかった」
と感じる人が、一人でも少なくなれば良いな!
と思う。
