以前に書いた記事「大戦前夜に似てきた世界情勢」。
それから結構な時間が経った。
その間にヨーロッパはもっと状況が悪化している。
難民がヨーロッパ目指し、大移動。ドイツなどに大挙して押し寄せている。
ギリシャは破たん回避の処理が進まず緊縮財政の悪影響で経済縮小が進み、結果デフレ→税収減が発生。税収が減れば国債の償還に使えるお金が足りなくなりデフォルトに近ずくのだが、ドイツ主導のギリシャ支援策では緊縮策が絶対条件のためなすすべはない。というギリシャは難民や移民を受け入れる余力がなく、そのまま別の国へ移動させる。本来、ユーロの中で決められているのは、一番初めに入国した国が移民の面倒を見る、というもの。それが守られない。
それでもドイツは経済にまだ余裕があったので、移民受け入れを容認したわけだが、今回のワーゲンの自動車排ガス規制の不正プログラム問題で一気に雲行きが悪くなった。
アメリカが制裁金2兆円程度を課すといわれ、さらにヨーロッパの中でも捜査が行われ、その結果いかんで企業ダメージが暴落する。またヨーロッパの自動車業界全般にもディーゼルエンジンへの悪印象から販売減少も考えられ、ヨーロッパの景気悪化に向かう可能性が高まっている。
ということは、移民との関係が悪化しそうである。移民問題は景気が悪い時、雇用環境の悪化から失業者の不満が移民に向かう。
移民排斥は悪いナショナリズムを生み出してしまう。それが悪化すれば、最悪戦争に向かうといわれている。今後移民問題をどうするか、非常に難しい課題である。
さて、問題はヨーロッパだけではない。亜細亜である。
中国のバブル崩壊も問題である。
中国株式の大暴落。この暴落で300兆円以上のお金が消えた。
それだけお金が消えれば国民が消費を増やせるはずがない。今後、確実に中国経済は縮小する。ということは、中国市場目当てだった各国の輸出産業は売り上げの悪化を招く。特にドイツは中国市場に深く入り込んでおり、自動車では高いシェアを誇っていた。となるとドイツがやばい。
中国国内の景気が悪化すれば、当然暴動が起こる。
そもそも、中国がなぜ毎年8%もの成長率を目標としてきたかと言えば、それだけ経済成長させなければ、国内の雇用がまかなえず、国民の不満が政府に向かうためである。
また、中国は成長率8%に合わせて、国外から資金を集めている。成長率8%ということで金利が8%程度つく金融商品を販売していたのである。ということは、成長率が8%行かなければ、税収もそれだけ不足し、金利支払いができなくなるデフォルトが起こってしまう。最近中国で時々デフォルトが起こっているが、それは成長率が低くなっているからである。
デフォルトが起こると、当然投資家は資金を引き揚げる。結果として工場などが止まり、失業者が増える。デモが多発し暴動が多発する。政府への不満が増大し、その不満を逃がすために他国へ攻撃的になる。
東シナ海、南沙諸島などで軍事行動を活発化させているのは広く知られている。だからこそ日本の軍備増強を東南アジアの国は望んでいる。日本が武力行使できるようになれば中国も迂闊に行動を起こせず、結果として東南アジアの国々は平和な状態を手に入れられる、と考えているからである。
その中国と仲良く、先の中国戦勝パレードに参加したのが韓国である。
韓国もかなり経済がやばい。サムスンがアップルとの訴訟で負け続け、なかなか売れなくなってきた。反日をやりすぎて日本の観光客が激減。韓米FTAでアメリカの自動車が安く入り、現代自動車が売れなくなっている。当然失業者が増え国民の不満はたまっている。だから大統領の支持率は低い。そういう時、韓国は大統領が反日行為を行うことで支持率を回復させてきたのだが、現在はあまり効果がない。ということで韓国はいま、中国に接近中である。アメリカはこれに激怒しているといわれている。アメリカの軍隊が韓国から撤退することが決まっている。その期限を前倒しし、少数のみ残し大部分を日本に移設するといわれており、そのため朝鮮戦争が起こる可能性が言われている。そもそも韓国は朝鮮戦争の真っ最中であって、あくまで休戦中である。北が合意を破って攻撃してくる可能性もあるのであって、その抑止力としての国連軍が米軍であった。それが居なくなる。何かが起こってもおかしくはないだろう。
世界はかなり危険な状態に入ってきた、私はそう思う。
だから日本は早急にデフレを脱却させるべきだと思う。今の間違えた緊縮財政路線を変更させ、景気回復を果たせば、世界の政府も日本を手本に財政出動で景気回復を果たせる可能性が高い。そうなれば緊張状態は緩和される。
日本が景気回復すれば、確実に輸入も増える。日本が輸入を増やせば、他国に製品を作るための雇用が生まれる。仕事があれば不満は小さくなる。世界の安定のためにも日本の景気回復は必要だと思うのだが、財務省を筆頭に日本の政治家は他国への輸出などで成長を夢見ている。
ということは、他国の仕事を奪い取る、という意識であり、その結果日本は世界に貧困を生み出す働きをすることになる。
日本に対して憎しみを感じる人たちも生まれるだろう。
それが日本製品排斥につながり、日本人排斥につながり、攻撃対象となる。
最悪の状況になれば・・・・・・戦争。
何年後、そうなるのだろうか?
3年後?5年後?
もっと早かったりして。